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「5億円対決」再び! 重賞初Vを決めるのは/きさらぎ賞

  • 2016年02月01日(月) 18時00分


 今年のきさらぎ賞は新馬戦・500万下と連勝しているサトノダイヤモンドと、新馬戦でサトノダイヤモンドに敗れるもその後連勝のロイカバードに注目が集まりそうだ。重賞初Vを決めるのはどちらの超高額馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/7(日) きさらぎ賞(3歳・GIII・京都芝1800m)

 サトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は2013年のセレクトセール当歳市場で2億4150万円(税込)の値がつけられた。ここまで新馬戦・500万下と連勝中だが、いずれもムチも使わず楽勝しており、まだ全く底を見せていない。ここも勝ち負け必至だろう。

 ロイカバード(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)は母が米年度代表馬アゼリ、父がディープインパクトという超良血馬で、2013年のセレクトセール当歳市場では2億5200万円(税込)の最高額で落札された。新馬戦ではサトノダイヤモンドに完敗したものの、続く未勝利戦・福寿草特別と連勝して、その素質の片鱗を見せている。ここで新馬戦の雪辱を果たして重賞初勝利を飾れるか。

 その他、2勝を挙げているディープインパクト産駒レプランシュ(牡3、栗東・高野友和厩舎)、新馬戦を快勝したロワアブソリュー(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)、大崩れなく走っているジョルジュサンク(牡3、栗東・鮫島一歩厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時35分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[3-3-0-4]勝率30.0%、複勝率60.0%と標準程度。2〜5番人気が[5-6-5-24]複勝率40.0%、複勝回収率73%、6〜10番人気が[2-1-5-35]複勝率18.6%、複勝回収率120%。11番人気以下が[0-0-0-13]複勝率0.0%と頭数が少ない分もあるが馬券圏内がない。

前走脚質(過去10回)…前走の上がり3Fが2位以内だった馬が[6-7-5-29]複勝率38.3%、複勝回収率101%、3位以下だった馬が[3-3-5-44]複勝率20.0%、複勝回収率62%と前走速い上がりを使っていて、今回も差して来れそうな馬を狙っていきたい。

前走距離(過去10回)…今回このレースに同距離で臨む馬は[1-5-2-20]複勝率28.6%、複勝回収率88%、距離延長馬が[2-0-4-33]複勝率15.4%、複勝回収率53%、距離短縮馬が[7-5-4-23]複勝率41.0%、複勝回収率108%と、質量ともに距離短縮馬が有利。特に前述の上がり2位以内でもある距離短縮馬が[5-4-2-11]複勝率50.0%、複勝回収率149%と高い複勝率を挙げている。

◆サトノダイヤモンド
・陣営コメント/池江調教師
「前走(500万下1着)は期待通り強い競馬。レース後は放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩し、順調に乗り込んでいます。使いつつしっかりしてきて、以前に比べても徐々に調教でも動けるようになってきている印象ですね。初戦、2戦目ともに渋った馬場での勝利で、硬い馬場だとどうかですが、クラシックに向けていいレースを期待したいですね」

・一週前調教診断/井内利彰
 前走も今回同様、中間に短期放牧を挟んでの出走だったが、2週前追い切りは併せた相手に先着はしたものの

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