◆「雨が降った後の東京芝は内から乾き、内が伸びる」
「雨が降った後の東京芝は内から乾き、内が伸びる」一部馬券ファンの間では、もはや常識とすらなりつつあるこの馬券格言。先週末の東京芝は、典型的な格言通りの決着が相次ぎました。
先週の東京芝は勝ち馬10頭のうち9頭は8番ゲートより内の馬。唯一9番より外で勝利した馬も3コーナーでは2番手に先行し内を回っていた馬。
「人気薄ほど馬場の恩恵の要素が強くなる」これも言い続けている馬券格言ですが、先週は人気薄で馬券になった馬は内で恵まれた馬がほとんど。
4人気以下の人気薄で馬券になった馬は13頭。このうち11頭は6番ゲートより内の馬。7番より外で馬券になった2頭はいずれも3コーナー2番手以内に位置した馬。鞍上はいずれも松岡騎手。2頭とも前走とは一変して先手を主張しました。
血統で注目はキングマンボの血を持つ馬。キングカメハメハ産駒は6人気以下の人気薄で複数馬券に。キングカメハメハと同じキングマンボ系を母父に持つスズカマンボ産駒も10人気で3着。
ノーザンテーストの血を持つ馬も10人気以下の馬が複数馬券になっているように注目の血統。
父と母父がサンデー系とミスプロ系の組み合わせ(逆も含む)は11頭が馬券に。複勝率は39%で複勝回収率も108%と優秀な成績。
このような顕著な傾向は、亀谷ホームページで無料掲載中のスマート出馬表のバイアス画面(当日3着以内の馬番と系統が表示される)を見れば、誰が見ても日曜の午前中には気づくことでしょう。誰の目にも明らかなバイアスこそが絶好の勝負どころでもあります。が、今となっては、先週日曜の馬場は結果論。はたして、今週末もこの傾向は続くでしょうか?
「冬場なので、完全に馬場は乾ききらない」はずですし、外が乾いても、さらに内も乾くでしょうから今週末も内が伸びる状態は続く。と予想します。
特に芝1400mと2400mは仮に、馬場が内、外で極端な不公平がなくとも内が有利になりやすいコース。内寄りの馬、特にキングマンボかノーザンテースト持ちの人気薄を積極的に狙う予定です。
東京新聞杯は、グランシルクは先週好調のステイゴールドとデピュティミニスターの血を持つ馬。ダイワリベラルはノーザンテーストのクロス持ち。先週に近い馬場傾向を引き継いでいた上で、内枠を引けば積極的に買いたい馬です。