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　明日2月14日のWIN5は総出走頭数が72頭、総組み合わせ数が57万6000通り（土曜16時現在）。前回2月7日（25万4016通り）ほど少なくはないものの、総組み合わせ数は決して多くありません。予算の少ないプレイヤーでも的中に近付くことができそうな、手頃な水準の配当で決着する可能性がそれなりに高いと見るべきでしょう。また、飛び抜けて出走頭数の少ない共同通信杯(東京11R)が5レース目に組まれている点も大きなポイント。どんな結果になるかはともかく、理論的にはとても買いやすい回です。

　当コーナーを定期的にご覧いただいている方なら説明せずともお分かりいただけると思いますが、今回は例として非常にわかりやすいので、一応解説しておきます。購入したWIN5が首尾良く4レース目を突破した場合、5レース目で押さえていない馬の単勝を“保険”として追加購入すれば、「WIN5か単勝のどちらかが高確率で当たる」という状況に持っていけるはず。特に5レース目が少頭数、かつWIN5で上位人気馬（≒単勝の配当が低い馬）を押さえていれば、単勝の資金配分によって「どの馬が勝ってもそれなりに儲かる」という状況を作ることすら難しくはありません。しかも、明日の共同通信杯は一部の馬に支持が集中しそうなメンバー構成。仮に面白そうな伏兵がいたとしても、WIN5は上位人気馬に絞る（＝狙っている馬は4レース目を突破した後に単勝で買う）のがセオリーでしょう。今回のランキングにはそんな事情も反映させてみました。

◆京都記念で高配当に繋がりそうな馬を狙う

　1レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走のすばるS(京都10R)。実績上位のグレイスフルリープ、ニシケンモノノフ、レッドアルヴィスあたりに支持が集まると思います。

　2レース目は4歳以上1600万下の雲雀S(東京10R)。2連勝中のアンタラジー、前走で好走を果たしたロジチャリスらが注目を集めそうです。

　3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の門司S(小倉11R)。混線模様ですが、重賞で好走経験のあるノボバカラなどが上位人気グループを形成するでしょう。

　4レース目は4歳以上GIIの京都記念(京都11R)。土曜16時の時点ではタッチングスピーチ、ヤマカツエース、レーヴミストラルあたりに人気が集まっていました。

　5レース目は3歳GIIIの共同通信杯(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとハートレーが人気の中心で、2番手にスマートオーディン、3番手にメートルダールが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年02月14日版]

1位 東京10R 3.アンタラジー
2位 東京11R 1.スマートオーディン
3位 京都10R 12.グレイスフルリープ
4位 小倉11R 12.スマートボムシェル
5位 京都11R 2.アドマイヤデウス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都11R 7.サトノクラウン
7位 京都11R 14.スズカデヴィアス
8位 小倉11R 3.グレナディアーズ
9位 京都10R 10.レッドアルヴィス
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 東京11R 10.ハートレー
11位 東京10R 8.ロジチャリス
12位 京都11R 6.タッチングスピーチ
13位 小倉11R 15.コパノチャーリー
14位 小倉11R 8.ノボバカラ
【以上すべての馬を買うと128点買い】

15位 京都10R 15.ニシケンモノノフ
16位 京都10R 6.ゴーイングパワー
17位 東京11R 6.メートルダール
18位 東京10R 2.フロアクラフト
19位 京都11R 9.レーヴミストラル
20位 京都11R 1.ヤマカツエース
21位 小倉11R 1.エクストラゴールド
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 小倉11R 9.モルトベーネ
23位 京都10R 8.フォーエバーモア
24位 東京11R 2.リスペクトアース
25位 東京10R 9.ウインフェニックス
26位 東京10R 11.マリオーロ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の共同通信杯(東京11R)は近走成績がポイント。「前年11月以降、かつJRA、かつ芝1600〜2000mの重賞かオープン特別において3着以内となった経験があった馬」は2010年以降[5-5-3-6]と堅実です。なお、この条件をクリアしていなかった馬のうち、「前年11月以降、かつJRA、かつ芝1600〜2000mのレースにおいて1着、かつ2位入線馬に0.4秒以上のタイム差をつけた経験がなかった馬」は2010年以降[0-0-1-47]と連対例すらありません。これなら実績上位のスマートオーディン、ハートレーを素直に信頼した方が良さそう。メートルダールやリスペクトアースも前出の条件をクリアしていますが、5レース目ということもあり、こちらは押さえに回してもいいのではないかと思います。

　4レース目の京都記念(京都11R)も基本的には実績馬が強いレース。「JRA、かつ2000〜2500mのGIにおいて9着以内となった経験のなかった馬」は2011年以降[0-0-0-22]、「前年か同年、かつJRAのGIかGIIにおいて4着以内となった経験のなかった馬」は2011年以降[0-0-0-18]と、それぞれ苦戦していました。ただし「前走との間隔が中4週以内だった馬」は2011年以降[0-0-1-16]、「牝馬」は2011年以降[0-1-0-9]と、あまり信頼できません。配当的な妙味まで加味すると、アドマイヤデウス、サトノクラウン、スズカデヴィアスが狙い目です。