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【藤田菜七子騎手】川崎デビューに密着(1)「“たいしたもんですよ”鉄人・佐々木竹見氏も絶賛」

  • 2016年03月04日(金) 18時01分
藤田菜七子

▲ひな祭りデビューの藤田菜七子騎手、初戦のパドックで笑顔(撮影:武田明彦)


3月3日のひな祭り、川崎競馬場でJRA16年ぶりの女性騎手、藤田菜七子騎手がデビューしました。JRA交流戦だけでなく、南関東馬のエキストラ騎乗も以来されて6鞍に騎乗。デビュー1日に密着しました。(取材・文:赤見千尋、写真:武田明彦、赤見千尋)

南関東のルールで減量なしでの騎乗


 当日の川崎競馬場には一気に春がやって来て、最高気温は16度まで上がり、まさに競馬日和となった。入場人員は前日のエンプレス杯を超える7214人。取材に来たマスコミは63社137名、テレビカメラ31台と、これまでの川崎競馬史上最大となった。特に、競馬マスコミだけではなく、民放各社など競馬以外のマスコミの姿が目立った。

 川崎もこれに対応し、普段は入れる取材エリアを立ち入り禁止に。藤田騎手がレースに集中できるよう配慮した。たくさんのファン、マスコミ、競馬関係者、そして主催者が一丸となって、藤田騎手のデビューを温かく見守った。

藤田菜七子

▲マスコミは63社137名テレビカメラ31台、川崎競馬史上最大数を記録(撮影:赤見千尋)


 通常JRAでの新人騎手は、デビュー時に3キロの減量特典が与えられる。しかし、地方競馬はそれぞれの主催者で減量特典が異なり、南関東ではJRAの減量騎手に対して減量特典なしで騎乗するルールになっている。そのため、デビュー日といえど−3キロはなし。それでも、南関東馬のエキストラ騎乗を含めて6頭の騎乗馬が集まった。

 藤田騎手が競馬場に到着すると、競馬学校の教官である小林淳一元騎手らと共に馬場を確認。初めて騎乗する競馬場でのデビュー戦、JRAとは違うきついコーナーの小回りコースを入念に見定めた。

 1レースのパドックには、ダートグレードかと思うほどの人垣が出来ていた。最初の騎乗馬は浦和の工藤伸輔厩舎所属コンバットダイヤ。工藤調教師の計らいで、ピンク地に黄色い文字で『菜七子』と刺繍された特注メンコを着けている。レース中もこのメンコを外さなくていいように、耳の部分だけ外せるようになっているところも工藤調教師の細やかな配慮を感じる。この特注メンコは、レース後藤田騎手にプレゼントされるそうだ。

藤田菜七子

▲工藤調教師からのプレゼント、『菜七子』と刺繍された特注メンコ(撮影:赤見千尋)


 藤田騎手がパドック姿を現すと、「菜七子がんばれ!」の声があちこちから飛んだ。担当厩務員に足を上げてもらい、軽やかに馬に跨ると、声援に笑顔を見せながら愛馬のクビをポンポンと撫でる。その後騎乗姿勢を取り鞍のバランスをチェックして、アブミを微調整しながらパドックを後にした。

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