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弥生賞を狙う

  • 2016年03月04日(金) 17時59分


◆課題をクリアして本番へ

 春到来ですね。起床して暖かいとなんだかほっとします。それでも栗東トレセンでは空気が冷たく風が吹けば寒い。自然のなかにいるなあっていつも感じます。厩舎周辺を歩いている馬や木々を観ているとうきうきしますよ。四季の移ろいを楽しめるのもトレセンの魅力のひとつです!

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 皐月賞と同じ舞台。コーナーが4つの小回りコースでどういった競馬ができるか。勝敗はもちろんだが課題をクリアして本番へ向かうために各馬の走りに注目してみたい。

 リオンディーズを推す。パワータイプの印象を伝えながら身のこなしもいい。発馬こそ遅かったが真っすぐに直線を駆け抜けた前走が示すように学習能力も高い。研ぎ澄まされたシルエットを考慮すればマイル戦よりは今回のほうが距離も合う印象が強い。引き出しを多く持っているタイプに映るだけに小回りコースへの対応も問題ないだろう。

 マカヒキは500キロ前後の大型だが実に軽い走りを見せる。瞬発力に長けているうえそのスピードを持続できる点が頼もしい。器用さではリオンディーズ以上のイメージがあり互角以上の競馬が期待できる。

 アドマイヤエイカンの前走は気持ちが入っていないように見えた。連闘策でブリンカーを装着。積極的な競馬で大幅な変身があっていい。

 エアスピネルの魅力は完成度の高さ。完璧なレース運びを見せたように前走は2着でも上々の内容だった。課題は体型面から距離だろうか。

 タイセイサミットは瞬時に反応できるタイプではない分、タイトな競馬になると窮屈な体勢を強いられやすい。スムーズな競馬になればしぶとく根性もある。

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1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

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