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今年初の一千万円超えも!? 難度が高い回を徹底攻略

  • 2016年03月12日(土) 20時00分


 明日3月13日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が73万3824通り(土曜16時現在)。総出走頭数が75頭となったのも、総組み合わせ数が70万通りを超えたのも、昨年の12月6日以来です。もっとも、今回の総出走頭数や総組み合わせ数が異様に多いと言うわけではなく、むしろここ3か月はWIN5対象レースの出走頭数が少な過ぎた印象。「今年になってから初めて出現したWIN5らしい回」と言っても過言ではありません。

 実際、2016年に発売された過去11回のWIN5を振り返ってみると、最高配当は2月7日の718万3890円で、一千万円を超えた回は皆無。一方、百万円未満の配当で決着した回はここ2週をはじめ計4回もありました。

 対照的に、明日は4レース目のフィリーズR(阪神11R)が混戦模様、5レース目の中山牝馬S(中山11R)がハンデキャップ競走ということもあって、超高額配当が飛び出してもおかしくなさそうな雰囲気。それだけ難しいということでもありますが、可能な限り手を広げるだけの価値はある回だと思います。

◆中山牝馬SはGIやGIIで好走経験のある馬が強い

 1レース目は4歳以上1600万下のうずしおS(阪神10R)。比較の難しいメンバー構成で、人気は割れるかもしれません。

 2レース目は4歳以上オープンの東風S(中山10R)。こちらも混戦模様ですが、実績上位のグランシルクらが上位人気グループを形成しそうです。

 3レース目は4歳以上1600万下のトリトンS(中京11R)。2戦連続で2着に好走しているトーキングドラムあたりに注目が集まるでしょう。

 4レース目は3歳GIIのフィリーズR(阪神11R)。土曜16時の時点ではアットザシーサイド、キャンディバローズ、ナタリーバローズらが上位人気に推されていました。

 5レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の中山牝馬S(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとルージュバックに支持が集まっており、2番手にアースライズが、3番手以下にシュンドルボン、シングウィズジョイ、ハピネスダンサーあたりが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年03月13日版]

1位 中山11R 15.ルージュバック
2位 阪神11R 14.クードラパン
3位 阪神10R 2.レッドオリヴィア
4位 中京11R 2.マンボネフュー
5位 中山10R 12.アルバタックス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山10R 6.クラリティシチー
7位 中山10R 3.グランシルク
8位 中京11R 12.トーキングドラム
9位 阪神10R 13.アンドリエッテ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 阪神11R 7.キャンディバローズ
11位 中山11R 12.シングウィズジョイ
12位 中山11R 8.ノボリディアーナ
13位 中山10R 7.ヤングマンパワー
14位 中京11R 7.ラインスピリット
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 阪神10R 9.リラヴァティ
16位 阪神11R 3.ダイアナヘイロー
17位 中山11R 4.アースライズ
18位 中山10R 11.マイネルホウオウ
19位 中京11R 1.ゴーハンティング
20位 中京11R 10.アドマイヤドバイ
21位 阪神10R 6.ムーンエクスプレス
【以上すべての馬を買うと1200点買い】

22位 阪神10R 11.アドマイヤナイト
23位 阪神11R 9.アットザシーサイド
24位 阪神11R 10.ソーディヴァイン
25位 中山11R 6.メイショウスザンナ
26位 中山11R 14.キャットコイン
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

 4レース目のフィリーズR(阪神11R)は過去の戦績を素直に評価したい一戦。「中央場所、かつ500万下から上のクラスのレースにおいて優勝経験のなかった馬」は2012年以降[0-0-1-31]と連対例がありません。一方「中央場所、かつ500万下から上のクラスのレースにおいて優勝経験があった馬」のうち、「中央場所、かつ1600m以上、かつ500万下から上のクラスのレースにおいて4着以内となった経験があった馬」は2012年以降[3-2-3-7]と安定感抜群。また「JRAの重賞かオープン特別において連対経験があった馬」も2012年以降[3-1-1-8]と堅実です。実績上位のキャンディバローズ、1600m以上のレースで好走経験があるクードラパンを重視すべきでしょう。

 5レース目の中山牝馬S(中山11R)も実績馬が強いレース。2012年以降の優勝馬4頭は、いずれも「前年か同年、かつJRAの重賞において優勝経験があり、なおかつ前年か同年、かつJRAのGIかGIIにおいて3着以内となった経験があった馬」でした。今年はこの条件をクリアしているのがシングウィズジョイ、ノボリディアーナ、ルージュバックだけ。3頭とも押さえておくに越したことはありませんが、単勝で保険を掛けやすい5レース目なので、さらに絞り込む必要があれば人気になりそうなルージュバックを優先すべきだと思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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