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過密日程の真っ最中

  • 2016年03月19日(土) 12時00分


きょうは中京競馬場からの中継

 ただいま、めったにない過密日程の真っ最中です。

 まずここまでを振り返ると、7日=船橋競馬場でばんえいトークショー、8日=横浜DeNA対中日オープン戦ニコ生中継、9日=NARグランプリ関係者打上げ会、10日=国会図書館で古い競馬に関する調べ事+その調べ事に興味を示していただいた江東区の副区長に面会、11日=12日更新分の当コラム執筆+バドミントン全英オープン準々決勝生中継、12日=ウイニング競馬+バドミントン準決勝生中継、13日=バドミントン決勝生中継(女子ダブルス高橋・松友ペアと女子シングルス奥原選手の優勝を実況)、14日=週刊競馬ブック22日発売号掲載のコラムを執筆、15日=高知競馬場ではりまや盃表彰式と黒船賞優勝記者会見の司会、16日=園田競馬場訪問+吉田勝彦アナウンサーとの飲み会、17日=東京に戻り、新橋GateJ.の「ばんえい記念東京前夜祭」、18日=今回のコラム執筆+ラジオNIKKEI特別番組「ばんえい記念大展望」収録(19日16:45から放送)+名古屋へ移動。

 で、きょう19日は、ウイニング競馬史上初となる中京競馬場からの中継(中山はレースがないので)でファルコンSを実況した後、羽田に戻り空港ホテルに宿泊。そして20日は早朝に帯広へ飛んでばんえい記念を観戦し、夜には東京にトンボ返り、21日は中山でウイニング競馬特別版の放送に臨む予定。よくもまぁいろんなことが集中しちゃったものです。

 ところで、15日の高知と16日の園田行きは、そもそも2カ月ほど前に決めていました。そうしたら、15日の高知は藤田菜七子騎手が騎乗するということで一躍大注目を集める開催となり、主催者だけでは何かと人手が足りなくなる恐れが生じたため、急きょ私が表彰式と記者会見の司会を仰せつかった次第です。

 ご存知のように、高知での藤田騎手の初勝利はならず、それをナマで目撃する幸運には恵まれませんでした。でも、初めて藤田騎手に会って、聞いてみたかったことを聞くことができました。

 藤田騎手がこの世界を目指したのは、小さい頃にテレビの競馬中継を見て「かっこいい」と思ったのがきっかけ、とのことでしたよね。それはどのテレビなのか、実はずっと気になっていたんです。

 高知のレースの後、ズバリそれを尋ねてみたところ、「エーっ、ちょっと忘れちゃいました」との答え。でも、その後ちょっと間を置いて、「テレビ東京ですっ!」と言ってくれました。いやぁ、シャレの通じる人ですね。なのでひとまず、藤田騎手はテレビ東京の競馬中継を見て騎手になろうと思った、ということにしておきましょう(笑)。

 きょう、藤田騎手は中京で騎乗。明日は中山で重賞に初挑戦します。われわれも含めた報道の追っかけが過熱していてタイヘンだろうと思うのですが、本人はそうなることも覚悟しているみたいです。焦らず驕らず、マイペースで頑張ってもらいましょう。

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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