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高松宮記念は人気薄の前走好走馬を押さえたい

  • 2016年03月26日(土) 20時00分


 明日3月27日のWIN5は総出走頭数が73頭、総組み合わせ数が60万4800通り(土曜16時現在)。なお、各競走番号のレースが阪神→中山→中京の順で発走するため、中京10Rの名古屋城SがWIN5対象レースとなっています。阪神10Rの淀屋橋Sは対象外ですのでご注意ください。

 明日は5レース目の高松宮記念(中京11R)がフルゲートの18頭立てとなった一方、2レース目の名古屋城S(中京10R)が10頭立ての少頭数。1レース目の常総S(中山10R)も2番目に少ない14頭立てですから、序盤のレースをできるだけ絞り、各場のメインレースでそれなりに手を広げようと思っている方が多いんじゃないでしょうか。ただ、個人的に「出走頭数や人気から受ける印象よりも絞りやすそう」と考えているのは、3レース目の六甲S(阪神11R)や4レース目のマーチS(中山11R)。中盤のここをコンパクトにまとめるつもりです。

◆マーチSは人気のバスタータイプを素直に信頼

 1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の常総S(中山10R)。実績上位の各馬に加え、昇級初戦のアデイインザライフ、ストレンジクォークらが上位人気グループを形成すると思います。

 2レース目は4歳以上1600万下の名古屋城S(中京10R)。実績上位のキングストーン、グリュイエール、4歳のマッサビエルらが注目を集めるでしょう。

 3レース目は4歳以上オープンの六甲S(阪神11R)。昇級初戦のガリバルディ、ブラックムーン、実績上位のダノンリバティあたりに支持が集まりそうです。

 4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のマーチS(中山11R)。土曜16時の時点ではバスタータイプの人気がやや抜けており、イッシンドウタイ、サンマルデューク、ドコフクカゼらが2番手グループを形成していました。

 5レース目は4歳以上GIの高松宮記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとアルビアーノ、ウリウリ、エイシンブルズアイ、ビッグアーサー、ミッキーアイルあたりが上位人気に推されています。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年03月27日版]

1位 中山11R 3.バスタータイプ
2位 阪神11R 8.ガリバルディ
3位 中京10R 8.グリュイエール
4位 中山10R 13.キングカラカウア
5位 中京11R 6.ミッキーアイル
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中京11R 18.ハクサンムーン
7位 中京11R 15.ローレルベローチェ
8位 中山10R 12.ダイワレジェンド
9位 中京10R 1.マッサビエル
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 阪神11R 1.ブラックムーン
11位 中京11R 13.エイシンブルズアイ
12位 中山10R 11.エアアンセム
13位 中京10R 9.ヤマイチパートナー
14位 阪神11R 12.ダノンリバティ
【以上すべての馬を買うと108点買い】

15位 中山11R 8.ドコフクカゼ
16位 中山11R 9.サンマルデューク
17位 中京11R 4.ビッグアーサー
18位 中京11R 8.アルビアーノ
19位 中山10R 8.アデイインザライフ
20位 中山10R 1.ストレンジクォーク
21位 中京10R 3.ピオネロ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 中京10R 5.ザトゥルーエアー
23位 阪神11R 7.テイエムイナズマ
24位 阪神11R 15.ピークトラム
25位 中山11R 7.イッシンドウタイ
26位 中山11R 13.モズライジン
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

 5レース目の高松宮記念(中京11R)は近走成績を素直に評価したい一戦。中京競馬場がリニューアルオープンした2012年以降に限ると、「前走の着順が5着以下だった日本調教馬」は[0-0-1-33]、「前年10月以降、かつJRAの重賞において連対経験がない日本調教馬」は[0-0-0-35]と、それぞれ優勝争いに食い込めていません。また「前走の馬体重が480kg未満だった日本調教馬」も2012年以降[0-0-2-22]。馬格がない馬は評価を下げるべきでしょう。最有力候補は前哨戦を快勝した松山弘平騎手とミッキーアイルのコンビ。あとは実績上位のハクサンムーン、馬格があるローレルベローチェあたりも楽しみです。

 4レース目のマーチS(中山11R)も基本的には近走成績がポイント。「前年6月以降、かつ中央場所、かつ1600万下から上のクラス、かつダ1600〜2100mのレースにおいて優勝経験がない馬」は2013年以降[0-0-0-28]ですし、「負担重量が55kg以下だった馬」も2013年以降[0-0-2-18]と苦戦していました。有力候補は何頭かいますが、やはり注目は内田博幸騎手とバスタータイプのコンビ。重賞とはいえ高齢馬が多いメンバー構成ですから、勝ち切る確率に関してはこの馬が頭一つ抜けていると思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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