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レッドエルディストV確定!?の法則/トレセン発秘話

  • 2016年04月29日(金) 18時00分


◆かなりの高評価が必要となる

 先週日曜の京都3歳未勝利戦は“ある法則”にのっとった馬が連続して勝利を収めた。3Rブライティアレディ(芝内1200メートル)、4Rエクセレントミスズ(芝内2000メートル)とも、先行馬が軒並み残る異例の高速馬場となった高松宮記念ウイークの中京で、外を回って差し届かずに負けた馬だ。「トラックバイアス」に敗れた馬が、開催替わりできっちり変わった実例。もちろん百発百中ではないのだが、当時の中京で後ろから外を回って脚を見せた馬の次走が狙い目なのは間違いない。

 で、今週はそんな該当馬の“真打ち”がGII青葉賞(30日=東京芝2400メートル)に出走する。レッドエルディストだ。高松宮記念当日の中京で行われた大寒桜賞では、後方から勝負どころで外を回りながらも、最速上がり33秒8で差し切る豪快な勝ちっぷり。このレースで同じように後ろから行って4着に敗れたカフジプリンスは先週の東京500万下・新緑賞を快勝している。本来は勝てないはずなのに、“勝ち切ってしまった”レッドエルディストにはかなりの高評価が必要となる。

 そもそも大寒桜賞を勝ったこと自体が将来性の高さを暗示しているとはいえまいか。2012年に創設されたばかりだが、過去の勝ち馬はトーセンホマレボシ、ラストインパクト、ワールドインパクト、タンタアレグリア。いずれも、その後に重賞Vか、連対という輝かしい戦績を残しているのだから…。

「出世レース」を、馬場傾向を無視して快勝してしまった今年のレッドエルディストも、もう出世は約束されたようなもの。「一戦ごとにレース内容が良くなっているし、東京の長い直線ならこの馬の決め手を生かせる」と笹田調教師も色気を隠さないこの馬で、天皇賞(春)前の資金稼ぎといきたい。(栗東の坂路野郎・高岡功)

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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