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コパノリッキーにつづく未来のGIホースを探せ!/兵庫CS

  • 2016年05月03日(火) 18時01分

コーナー6回の舞台で、6馬身差の圧勝劇


 5月4日(祝・水)、園田競馬場で行われる『第17回兵庫CS』。園田競馬場の最寄り駅は阪急神戸線の園田駅。兵庫県ですが、梅田駅から約10分と大阪からも近く、駅からも無料バスで5分と、交通の便もいい街中の競馬場です。連休の予定がまだ決まっていないという方は気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 正門を入り、スタンドを抜けると目の前に広がるコース。正面には工場や、伊丹空港を発着する飛行機が見え「園田に来たんだなぁ」と実感します。

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▲昼間のスタンド。金曜限定のナイター競馬“その金ナイター”は6月から!


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▲伊丹空港からの飛行機が間近に見える


 コースは1周1051m。コーナーはスパイラルカーブを採用していて、向こう正面から3コーナーにかけて高低差1.2mの上り坂もあり、迫力あるレースが繰り広げられます。

 兵庫CSの舞台となる1870m戦は向こう正面2コーナーからのスタート。このちょっと変わった距離形態は近隣の土地問題で仕方なく決まったものとはいえ、今では園田競馬ならではの大きな個性となっています。コーナーを6回まわるこの舞台で、6馬身差の圧勝劇を見せた2013年のコパノリッキーのレースぶりを簡単に振り返ってみましょう。

 前走・伏竜Sを勝ち、単勝1.5倍と断然の1番人気に推されたコパノリッキー。好スタートを切ると外からすーっと押し上げて先頭に立ちます。他馬を引き連れそのまま道中も危なげなく進み、最後の直線では後続を悠々と引き離しての楽勝。その強さが際立つレースぶりでした。

 その後骨折が判明。半年の休養後、霜月S(OP)とフェアウェルS(OP)を大敗したことから翌2014年のフェブラリーSでは16頭立ての最低人気。しかし低評価を覆して見事勝利すると、その年のかしわ記念、JBCクラシックと大きなタイトルを続々と手に入れます。

 2015年、今度は1番人気に推されたフェブラリーSを連覇。さらにJBCクラシックも連覇するなど、現在のダート界のトップホースに成長。5日(祝・木)に行われる第28回かしわ記念でも有力馬の1頭となっています。

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▲2013年の覇者コパノリッキー、写真は2014年かしわ記念優勝時(撮影:武田明彦)


 今年の出走メンバーの中から、コパノリッキーのような未来のGIホースが誕生するのか?! さっそく見どころを展望していきましょう。

 まず、ヒヤシンスS組から。筆頭はデビューから3連勝中のゴールドドリーム。

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▲デビューから3連勝中のゴールドドリーム、写真は2戦目の条件戦勝利時 (C)netkeiba.com


 コパノリッキーと同じゴールドアリュール産駒の無敗馬が園田の地に乗り込みます。連勝はどこまで続くのか?! ヒヤシンスSで5着だったラニがUAEダービーを快勝し、今週末にはケンタッキーダービーに出走予定。このレース自体の評価も上がっています。

 ヒヤシンスSで4着だったケイティブレイブ。兵庫CSは過去のレースを見ると逃げ・先行馬が有利なレース。メンバー的に前に行くと予想されるこの馬も怖い存在。先日、地方競馬通算5000勝を達成したばかりの川原正一騎手を鞍上に迎え、地元コースを知り尽くした名手の騎乗に期待が高まります。

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▲川原騎手が騎乗するケイティブレイブにも注目、写真は500万下勝利時 (C)netkeiba.com


 ヒヤシンスSは6着に敗れましたが、全日本2歳優駿2着とダートグレード競走での経験が光るレガーロも出走。

 イーストオブザサンはおじに2005年平安S、2006年マーチS、エルムSを制したヒシアトラスがいる血統。前走、阪神の500万下を勝った時と同じく、園田出身の岩田康誠騎手とのコンビで挑みます。

 グランセブルスは前走、阪神の500万下を後方からの競馬で、直線じわじわと伸び、ゴール前は鮮やかな末脚で勝利。その鋭い切れ味を発揮できるか注目です。

 JRA勢を迎え撃つ地元勢は菊水賞組をご紹介しましょう。前走2番人気で2着だったタケマルビクターは園田で[3-5-1-1]と馬券圏内を外したのは1回だけ。

 菊水賞1番人気で3着だったエイシンニシパはホッカイドウ競馬のデビュー馬。門別でモリデンルンバ(浦和の重賞ニューイヤーCの勝ち馬)の2着がある素質馬で、巻き返しに期待です。

 例年JRA勢が上位を占めることの多いレース。地方馬の勝利は第1回(2000年)のミツアキサイレンス、第2回(2001年)のロードバクシン以来遠ざかっていますが、地の利を活かしてそろそろ上位に食い込む可能性も。

 何はともあれ6月のユニコーンSや、7月のジャパンダートダービーに向けても重要な一戦です。経験の浅い3歳馬たちの戦いですが、「未来の活躍馬を探す」という意味で、我々競馬ファンの“強い馬を見極める力”が試されるレースでもあります。みなさんぜひ、予想的中を目指して挑戦してみてください!

※3日間連続のダートグレード競走。最後を飾るかしわ記念(船橋)の展望コラムは、明日4日(水)18時に公開いたします!



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【ダートグレード競走とは】
中央競馬・地方競馬の交流を促進し、ダート適性のある実力馬の出走機会の拡大を図るため、全日本的な見地から体系づけられたダート交流重賞競走の総称。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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