栗東で目を惹いた1頭
日本ダービーが終わってしまいましたね…。なんだか疲れちゃいましたぁ。この時期はいつもそう。数日間は脱力感というか、少し気が抜けてしまいます。競馬の祭典と言われる日本ダービーならではなのでしょうか、ほんと不思議です。
当事者ではない私がそうなのですから、18頭を送りだした関係者は、皆、疲れきったことでしょう。特に皐月賞を制し1番人気で挑んだディーマジェスティ陣営にとっては、しんどかったことでしょう。
掲示板に番号がでた瞬間の川田騎手の涙には、これまで苦しかったことも騎手人生にあっただけに、(良かったなぁ〜)と思い祝福したい気持ちの一方で、(蛯名さん…)と、蛯名騎手の気持ちも同時に考えてしまい、複雑な気持ちになってしまいました。そして終わってみれば、掲示板に上がったのは皐月賞と同じ5頭という結果でしたね。あ〜気持ちの切り替えをしなければならないと頭は分かっていても、もう少しだけ時間がかかりそうです。
そしてインパクトがあった1戦と言えば、イスパーン賞でのエイシンヒカリ。圧巻の強さでしたね。返し馬をみた際には、物見もしていましたし、走りも脚をとられている印象を受けましたが、最後は後続馬を突き放す内容。しかも、これまでとは違う形で制したわけですから、今後に繋がる1戦に。武豊騎手の最大の夢が近づいていると感じた1戦でした。
さぁ今週は東京競馬5週連続G1のラストとなる安田記念です。
モーリス・リアルスティールが海外帰りとなりますが、モーリスにおいては東京競馬場での調整。これは容易なことではないと感じます。環境があまりにも違いすぎますし、レースをしてきた場所での調整というのは、メンタル的な面で繊細になりうる状況下。陣営も大変だったと思えます。となると、当日の仕上がりが気になりますが、ポテンシャルは抜けた存在。最高に良くなくても、普通に近い状態であればポテンシャルでカヴァーできる気はしますが、競馬場での調整という点を甘くみてはいけない気もします。
一方、栗東で目を惹いたのはサトノアラジン。マイルCSあたりから自分で自分の状態を支えられる体付きになりつつあると感じましたが、あの時点より肩まわりやトモの筋肉量がアップし、本格化してきた印象を受けます。
それでは皆さん、当日は東京競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。