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　明日6月5日のWIN5は総出走頭数が64頭、総組み合わせ数が27万6480通り(土曜16時現在)とかなり少なめ。総組み合わせ数が30万通りを下回るのは、今年に入ってからだと1月5日(24万3100通り)、2月7日(25万4016通り)に続き3回目です。1月5日は561万1690円、2月7日は718万3890円とまずまずの配当が飛び出したものの、極端な低額配当で決着する可能性はそれなりに高いと見るべきでしょう。

　しかも、今週は夏季競馬の開幕週。クラス再編成の影響で4歳馬の一部が降級しています。明日は対象5レースのうち4レースが条件クラスのレースですから、実績上位の降級馬が人気に応え続けるようだと、WIN5らしい額の払戻金は期待できません。十万円を切るような人気サイドの組番は過剰に売れている可能性が高く、わざわざ狙うのは長い目で見ると不利。当てやすそうに思える回だからこそ、波乱の目を見逃さないよう心掛けてください。

◆安田記念は波乱を起こせそうな馬がいない!?

　1レース目は3歳以上500万下のホンコンJCT(東京9R)。3歳のシャクンタラーあたりに支持が集中しそうです。

　2レース目は3歳以上1000万下の加古川特別(阪神10R)。降級初戦のタガノヴェリテ、ミツバ、レッドルグランらが上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の由比ヶ浜特別(東京10R)。比較の難しいメンバー構成で、支持は割れるかもしれません。

　4レース目は3歳以上1600万下の垂水S(阪神11R)。降級初戦のグァンチャーレ、トーセンビクトリーあたりが人気を集めると思います。

　5レース目は3歳以上GIの安田記念(東京11R)。土曜16時の時点ではモーリスの支持が抜けており、サトノアラジンとリアルスティールが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年06月05日版]

1位 東京11R 8.モーリス
2位 東京9R 3.シャクンタラー
3位 阪神11R 6.トーセンビクトリー
4位 阪神10R 5.レッドルグラン
5位 東京10R 4.メイショウメイゲツ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京10R 15.ワンスインナムーン
7位 東京10R 3.ベラフォレスタ
8位 東京10R 9.クードラパン
9位 東京10R 18.ショウナンライズ
10位 東京10R 7.ネバーリグレット
11位 東京10R 11.クレアドール
12位 阪神10R 13.タガノヴェリテ
【以上すべての馬を買うと14点買い】

13位 阪神11R 5.グァンチャーレ
14位 東京9R 9.レッドソレイユ
15位 東京11R 11.リアルスティール
【以上すべての馬を買うと112点買い】

16位 東京10R 5.ブリクスト
17位 阪神10R 8.ディアブルーダー
18位 阪神10R 16.ミツバ
19位 阪神11R 3.マイネグレヴィル
20位 東京9R 8.ヴェルジョワーズ
21位 東京11R 7.サトノアラジン
22位 東京10R 1.ヴィクタープライム
23位 阪神10R 7.マユキ
【以上すべての馬を買うと1215点買い】

24位 阪神11R 1.カバーストーリー
25位 阪神11R 4.ドラゴンストリート
26位 東京9R 10.ディリジェンテ
27位 東京11R 5.コンテントメント
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の安田記念(東京11R)は差し馬を重視したい一戦。2011年以降の傾向を見ると、「前走がJRAのレース、かつ前走の4コーナー通過順が6番手以内だった馬」は[0-0-3-36]と勝ち切れていません。また「前走がJRAのレース、かつ前走の馬体重が490kg未満だった馬」も[0-0-1-30]と連対例なし。さらに「東京芝1600m、かつ牝馬限定を除くGIにおいて3着以内となった経験があった馬」を除くと、「馬齢が6歳以上だった馬」は[0-1-0-26]と期待を裏切りがちです。前走がJRAのレースだった馬のうち、不安要素がないのはサトノアラジンくらい。モーリスやリアルスティールも評価を下げる必要はなさそうですから、堅く収まる可能性が高いと見るべきでしょう。単勝で保険を掛けやすい5レース目ということを考えると、やはり断然の人気になりそうなモーリスを中心視するのが得策だと思います。

　手広く構えたいのは3レース目の由比ヶ浜特別(東京10R)。今年の2〜3回東京芝1400m(6月4日終了時点)は、3歳以上か4歳以上、かつBコースかCコースで施行されたレースに限ると、「父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬」が[4-3-4-21]とよく穴をあけていました。降級初戦のメイショウメイゲツなど、比較的若い該当馬を押さえておきたいところです。