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エプソムC、軸は人気サイドからで、ヒモのチョイスに注意!

  • 2016年06月10日(金) 18時00分


◆今年も極端な馬は狙いづらい

 古馬重賞の中でも屈指の堅さを誇るエプソムC。今年も極端な馬は狙いづらく、少なくとも軸馬は人気サイドから選びたい。あとはヒモ穴をどこまで引っ掛けてこれるかだろう。

 ルージュバックは調整過程ばかりが話題になる馬だが、むしろ広いコースで長く良い脚を使うことがテーマかもしれない。そうすると今回の条件は良いだろうし、4歳馬・人気馬が強いレースというのも条件的にぴったり合う。唯一の懸念は大外枠。東京芝1800mはかなり内枠有利・外枠不利ではある。

 フルーキーも引いた枠はイマイチ。ただ重賞入着歴が豊富だし、昨年のエプソムCも前残りの中で後方からよく差は詰めていた。自分で競馬を作れないタイプではあるが、ある程度は差し脚を伸ばしてくるはずだ。

 ロジチャリスはまだ重賞実績がないが、4歳馬であることと、オープン特別とはいえ人気サイドで勝ってきたことは評価できる。こちらは自分で競馬を作れるタイプ。1800mは距離適性の上限に近いが、あまり前半溜めすぎるのではなく、平坦なラップになったほうがよいのではと思う。枠順も、人気馬の中では良いところを引いた。

 枠に恵まれたといえばラングレーは絶好の内枠。脚質にかかわらずこのコースでは内を引いて損はない。前走の内容は重賞で足りるとまでは言えないものだが、この馬は使われてよくなる傾向があり、それを見込めば射程圏内。距離は200m違うが、弟の借りを兄が返してもおかしくはない。

 アルバートドックは4歳という点がプラスだが、このところ脚質が極端になっているところが気がかり。そこへきて完全なテン乗りなので、多少心配ではある。マイネルミラノの作るペースで完全な前崩れというのはイメージしづらく、外伸び馬場になってくれることを祈るしかない。

 ヒストリカルも脚質が問題。昨秋は東京でアイルランドトロフィーを勝っているが、あのときは上位がすべて差し勢という極端な競馬だった。この馬が来るときはアルバートドックにもチャンスありということになるが、そこまでの波乱がエプソムCであるかというと、堅い重賞だけに難しいのではないかと思う。

 地味ながら少し面白いところがありそうなのがレコンダイト。ただこの馬も脚質が脚質だし、オープンに上がってからはじめての1800m。前半どれだけ追走していけるかだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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