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函館の前走・岩田騎乗馬とユニコーンS・6位〜9位選抜

  • 2016年06月16日(木) 12時00分


四位騎手とヒルノマテーラは、期待どおりにライザップな走りで結果にコミットしてくれた。7人気で2着なら上等だ。

だが、しかし、自分は結果にコミットできなかった。ズル。最終的に◎にしたのにも関わらずにだ。ズルズルズル。

こういう馬券がズルリと抜ける結末を予想してなかったので(←馬券危機管理不足!ここが一番の問題点!)、気分は激しく曇天だけど、四位騎手のライザップな身体つくりの前兆はわかった(つもりでいる)!これを次に活かすことで雲を払いのけようと思う。

おそらく今回の身体つくりはヒルノマテーラの軽ハンデ(51キロ)に対応するためだけでなく、今週から始まる北海道競馬(函館→札幌)のことも想定して、仕上げていたはず(52キロに騎乗できると定量戦で3歳牝馬に騎乗できるから乗り幅が広がる)。

ならばマーメイドでの自分のズッコケは函館SSで取り戻すまで。
こちらは別定戦だから、3歳牝馬は50キロだったりもする。50キロに騎乗できる名手系は少ないから、四位騎手が50キロの3歳牝馬に騎乗してきたら、なかなか面白いはず。51キロからさらにライザップして、50キロに騎乗してくるか!?

そう思って、函館SSの想定版を見たけれど、四位騎手の騎乗予定馬なし!
残念!
ならば、函館競馬全体で四位騎手の騎乗する軽量馬を狙えばいいんだけど、話はそう単純ではない。騎乗馬の幅は広がるかもしれないけれど、騎乗馬の質も広がるとはかぎらない。それは去年の北海道競馬の52キロ以下の馬の成績を見てもあきらかだ。

51キロ 0-0-0-1
52キロ 1-2-1-10

北海道以外で52キロ以下に騎乗することはめったにないから、52キロ=北海道仕様なのは間違いなさそう。しかし、思ったような成績でもない。やっぱり、少し無理する騎乗でこそ狙うべきか。北海道が52キロ仕様なら、51か50でこそか。となると四位騎手騎乗の51か50は別定戦かハンデ戦でしかないから、必然的に出番は重賞か特別戦になる。北海道はこれから約3ヶ月弱つづく。きままに待つことにしよう。

その函館SS。

岩田騎手が騎乗していた2頭が気になっている。

シュウジ     前走・岩田 今走・岩田
レッツゴードンキ 前走・岩田 今走・吉田隼

この2頭に共通することは、かつて岩田騎手で重賞を勝利したことがあって、この春、岩田騎手でG1に出走したこと。

シュウジ NHKマイル12着 着差0.6
レッツゴードンキ 高松宮8着 着差0.7 Vマイル10着 着差1.4

シュウジはデイリー杯2歳Sでエアスピネルに0.6秒負けた。朝日杯FSをリオンディーズに0.8秒負けた。そしてNHKマイルをメジャーエンブレムに0.6秒負けた。

この3頭は春のG1でも力を発揮した馬たちで、その馬たちに常に0.6〜0.8秒差で負けてるということは、シュウジに走る気がないわけではなく、シュウジがG1で勝ち負けするには0.6〜0.8秒足りなかっただけとも言える。

つまり、G3ならば、そして距離が1200ならば、ふつうに勝ち負けできるという見立てはできる。実際、G3の小倉2歳Sを勝っており、ファルコンSの1.8秒差負けを不良馬場のせいにしてしまえれば、きわめてふつうに狙えてしまう。

きわめてふつうだから、当然人気もふつうに集まるだろう。予想では3人気だ。
3歳馬は1、2人気では買いたくないと思っているので、この人気は自分にはギリギリだ。

レッツゴードンキの前走Vマイルは、好スタートから中団後方に控え、4角を10番手で回って、10番手でゴールする、ワクワクやドキドキのない味気ないレースだったけれど、2走前の高松宮では直線で不利を受けながらも、一瞬の差し脚を見せてくれて、ちょっとした味を感じさせてくれた。もし、その味の出どころが距離ならば、もう1回だけ期待したくなる。

G1の高松宮で、不利を受けて0.7差ならば、G3のここならば……もしかして!?シュウジと同じ理屈だ。

レッツゴードンキは函館は初めてだけど、札幌で1-0-1-0と好走していて、洋芝適性もありそう。鞍上が吉田隼騎手に替わるけれど、このコンビは札幌2歳Sで3着したときのコンビだから、テン乗りではない。

しかも岩田騎手がシュウジに騎乗するわけだから、形式的には選ばれなかった馬だ。Vマイル10着の成績と合わせて、人気も落ちそう。ならば吉田隼騎手で新味が出ると考えるまで。

予想では6人気。おっと思ったより落ちてない。自分は8人気くらいと想定していたから、少し焦る。
みんな考えることは同じってことか?

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函館SS注目馬
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レッツゴードンキ 8人気くらいで買いたいな。
シュウジ 3人気以下で吟味したいな。

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ユニコーンSの3連単基本フォーマット
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絶賛発売中の競馬王7月号の中人気・空想攻略バラエティ「オッズバズーカ」によると、ユニコーンSはフォーマットどおりに3連単を買うと、過去10年で6回的中できるとある。

1着馬 1〜4人気から出現(特に強いのは1人気、3人気)
1〜4人気でのワンツーは過去10年で8回
ヒモ  6〜9人気から出現しやすい(特に強いのは単20倍台の該当馬)

つまり、こんなフォーマットが成り立つ。

1着 1人気 3人気
2着 1〜4人気
3着 6〜9人気

3連単ならこのフォーメーションで24点。
これで10年で6回3連単的中となる。
打率6割で満足できるならこれで十分だ。2年前など、3人気-4人気-7人気の決着で22万馬券だった。

問題は、1〜4人気が今年も強いか、どうかだ。

予想では
1人気 ストロングバローズ ルメール
2人気 ゴールドドリーム 川田
3人気 アルーアキャロル 大野
4人気 グレンツェント  Tベリー

この4頭の解説は省くけど、うむ、強そうだ。
1人気〜4人気の中で人気の入れ替えはあるかもしれないけれど、この4頭以外の馬がこの中に飛び込んで来るとは思えない。

ならば安心して、6〜9人気へ進むまで。

6人気 ダノンフェイス
7人気 エキドナ
8人気 ヨシオ
9人気 マインシャッツ

こちらはまだまだ変動しそうだ。
この中ではダノンフェイスとマインシャッツが気になるけれど、ダノンフェイスは5人気になるかもしれない。
まあいい。こちらは、週末の実オッズを楽しみに待つとしよう。

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ユニコーンS・6〜9人気選抜
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今週末はAKBの総選挙だ。自分は46については、この年齢にしては少々詳しいかもしれないけれど、48については、この年齢にしてはそれほど詳しくない。だから速報11位のにゃんにゃん仮面がわからない(検索もしてない)。それでも総選挙があることは知っているし、1位にも興味があるし、そのくらいの距離感は保っていたいとも思う。もし日本にブックメーカーが存在していたら、きっと単勝予想に参加していたことだろう。

ユニコーンSは、1〜4人気で固めて、6人気〜9人気で、ちょっとした穴を手中にするレースと決めたから、6位〜9位になって欲しい馬を選抜してみる。

ダノンフェイス
マインシャッツ
デピュティプライム

6〜9人気で馬券になる馬は、前走特別レースを少し負けてる馬か、500万を1人気1着してる馬が多い。

ダノンフェイスは前走の青竜Sを3人気4着、マインシャッツは前走・鳳雛Sを1人気5着で、このゾーンに入ってきたら、拾いたくなる。

デピュティプライムは前走500万を1人気で1着した。500万を1人気で1着した馬は他にもいるけれど、デピュティプライムは田辺が乗るのが魅力的だ。東京1600の田辺は、芝でも砂でも拾うべきだと安田記念で痛感したばかり。1400までしか走ったことのない馬で、予想も17人気と低迷しているので、6〜9人気に入ってくるとは思いにくいけれど、肝に銘ずる意味で注目しておく。

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競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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