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【古谷剛彦のクラブライフ】思い出の馬を追いかけるのも楽しみの1つ

  • 2016年07月04日(月) 18時00分

個人的な縁を感じるセラミックガールの15(ラフィアン)


競馬は血統のスポーツ。そして、記憶のスポーツ


 中央の3歳未勝利戦は、残り2、3カ月となりました。この時期に未勝利馬を持つ馬主の方々は、とにかく1勝!と力が入ります。もちろん、出資馬に未勝利馬がいれば、「いつ出走するのか?」「出走しても、そのレースで5着以内に入らなければ抹消されてしまうのか?」といったことを考えると思います。

 8月の未勝利戦は、まさにサバイバルバトルです。かつて、未勝利戦を勝った馬主の中には「GIを勝つのと一緒ぐらい嬉しいよ!」と話す人もいました。それぐらい、夏の3歳未勝利は、考え方によっては盛り上がるレースです。

 函館競馬が始まり、2週目の開催で出走したヌーヴェルダンスというハービンジャー産駒が、ロングスパートから押し切り、デビューから3戦目で初勝利を挙げました。3歳世代のシルクホースクラブは、通常の500口募集とは別に、少ない頭数ながら100口募集馬がいました。ヌーヴェルダンスは、100口募集馬の中の1頭でしたが、ツアーの時の展示で歩いている姿を見ていた時に、ハービンジャー産駒らしからぬシャープな体つきで軽さがあり、良い馬だなと思っていました。2歳になり、4月のノーザンファーム天栄ツアーでも展示され、皮膚の柔らかさはもちろん、1歳秋の印象からイメージしていた通りの成長を見て取れたので、100口募集なので迷いに迷いましたが、出資を決めました。

 しかし、申し込みをしてから間もなくして、左前蹄を外傷したり、その約1カ月後には左後肢脛骨の骨折が判明するなど、順調さを欠いてしまいました

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