◆プランスペスカは小倉記念向きの脚質 小倉記念は前走好走馬がまた好走しても好配当になったりすることがけっこうあるレース。一昨年2着の
マーティンボロもそんな感じだったが、2010年のニホンピロレガーロなどは新潟大賞典3着から同斤量で来たにもかかわらず9番人気で優勝した。あまり考えすぎずに素直に買ったほうがよいのかもしれない。
前走好走馬というと、今回まず思い当たるのは
ダコール。年齢的な衰えはないし、58キロにもすっかり慣れてきた。問題はオッズのほうで、これまでは配当面の魅力があったが、今回は人気になりそう。馬としては良いがギャンブルとしてどうか、という判断になる。
プランスペスカは前走の鳴尾記念3着がフロック視されてあまり人気は伸びなさそう。ただ当時はかなり強い相手関係だったし、世間に評価されないなら逆に評価するという手はある。意外と差しが届く小倉記念に合いそうな脚質でもある。
ベルーフは昨年の2着馬だが、このところ煮え切らないレースが続いているのも事実。ホワイトへの乗り替わりがきっかけになるかどうかだが、個人的には3着候補くらいに考えておきたい。
サトノラーゼンは今年に入っての2戦が冴えない。ダービー2着馬で本来地力上位のはずだが、ここでは実績が逆にハンデという形でのしかかる。大敗を続けると馬に悪いクセがつくこともあるし、東京や京都外回りで好走していた馬が小倉で良化するかどうかも微妙。今回まだ上位人気なのだとしたら、思い切って切りに行くことも検討したい。
マーティンボロは長期休養明け後の成績が伸び悩んでいる。ただマイル戦も多かったし、前走の七夕賞は位置取りと展開が噛み合わなかった。差す競馬に戻して展開のほうからはまってくれば、穴を出す可能性はある。
テイエムイナズマは距離の不安があるが、自在性が魅力。今回は相手関係も楽だ。ここで良い競馬にならないようならやはり1600〜1800mの馬ということになるだろう。
アングライフェンは勝ってきた勢いがあるが、ハンデはGIIIで大敗2回のときと同じ55キロ。それでも消去法的に売れてしまいそうな情勢で、馬券的な魅力はいまひとつに感じる。個人的にはむしろ上がり目がないと思われている重賞常連組、例えば
エキストラエンドあたりのほうを狙ってみたい。
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