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河内師サンライズソア「ほどよい程度にテンションが上がるのがいい」

  • 2016年08月25日(木) 19時00分


 最近、栗東ではトンボをよく見かけます。結構、連れ立って飛んでいるのです。これまで、わたしの常識ではトンボといえばお盆を過ぎて少し涼しくなったころに飛び始めたように思います。でも、今年はすでにお盆は過ぎているとはいえ、まだまだ夏まっさかり。まだ暑いのに…。どうも、こう季節がつかみにくくなっています。

 今週は新潟2歳S。青鹿毛のサンライズソアを見ていると、これだけ黒光りしていると余計に暑さを感じやすいだろうなぁ、と思ってしまいますが…。栗東ではとても元気そうでしたよ!


 河内師はこの中間を振り返り「ひと叩きして気合がちょうどいいかんじに乗ってきた」と話します。「オンとオフはしっかりつくし、競馬や調教ではほどよい程度にテンションが上がってくる。これはソアのいいところだね」(河内師)。

 デビュー戦では「当のソア自身はまだ競馬というものをわかってやっているのではないだろうけど」(河内師)、スタートもよく終いも並ばれてからさらに伸びるというセンスのよさを見せていましたね。

「折り合いなどでもっと自分らしさが出てきて欲しいね。確かにデビュー戦でもいいところを見せていたが、もっとレースではうまく立ち回れるようになると思う。まだまだ伸びしろはありますよ」(河内師)

 デビュー戦は506キロでの出走でしたが、レース当日の馬体重は「少し減って500キロくらいだと思う」(河内師)とのこと。サンライズソアはふだんも結構落ち着いていて、顔も賢い印象なんですよ。こういうタイプの馬は着実に成績を伸ばしてくれそうで、ホント楽しみです。

 白毛のシロニイは9月4日に控えたデビュー戦(小倉芝1800m)に向けて順調に調整を進めています。「走りはパワフルな印象ですが、芝でも期待しています」と兼武助手。

 血統的にはダートなのかな?という印象は拭えませんが、いまの小倉の馬場はとてもクッションが効いているので「シロニイはそういう馬場を上手く走りそう」と山元助手はいい手ごたえをつかんでいるようでした。


 ブルーの右目と真っ白な馬体、見どころ満載のシロニイですが、その体が先頭でゴールを駆け抜けたら、さぞ盛り上がるでしょうね。

 それから、スマートオーディンは9月に入厩予定とのことでした。新たな一面を引き出されるのを期待しています!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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