フェニックス賞1〜3着馬が揃って馬券に絡んだことはない
今年の小倉2歳Sにはフェニックス賞の1〜3着馬が揃って登録している。
過去と今とでは番組に違いはあるが、フェニックス賞1〜3着馬が揃って出走したのは過去30年で7回ある。そのうち6回は86〜95年のいちばん古い10年間で、直近は05年だ。
古い話なのでデータというよりは話のタネだが、この3頭が揃って馬券に絡んだことはない。それどころか、3頭中2頭が絡んだのも92年の1回しかない。
しかし、3頭が総崩れになったことは1回もない。1頭のみが馬券に絡んだのが6回、2頭が1回という内訳になっている。
そうすると、今年の場合はフェニックス賞1着、本番での1番人気も予想されるクインズサリナが馬券に絡み、フェニックス賞で2、3着だった九州産馬2頭が4着以下、と想定するのが普通だろう。
しかし、先述した「1頭のみが馬券に絡んだ6回」のうち、3頭中の人気最上位馬が馬券に絡んだのは1回しかないのだ。
05年を例にとると3頭が3、4、5番人気で出走し、馬券に絡んだのは5番人気馬(2着)。94年は2、7、10番人気で7番人気馬が3着した。人気最上位馬が順当に来たのは88年だけとなっている。
そもそも、フェニックス賞組の存在感は近年低下している。過去5年のフェニックス賞1〜3着馬は小倉2歳Sで[0-1-0-8]だ。
そう考えると、クインズサリナで決まり、という予想はしたくない。例えば3連複のフォーメーションでフェニックス賞1〜3着馬は3列目のみに入れ、クインズサリナが来たら安め、カシノマストかテイエムヒッタマゲのうち片方だけが来れば高め、というような買い方を検討したい。
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