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「SUMMER WIN5」最終回は注目すべき点が盛りだくさん!

  • 2016年09月03日(土) 20時00分


 前回8月28日の配当こそ90万2120円に止まりましたが、今年初めて施行された「SUMMER WIN5」は現在のところ5回中4回が一千万円以上の高額配当で決着。8月21日にはWIN5史上最高の配当(4億2012万7890円)も飛び出しました。明日9月4日のWIN5も総出走頭数が80頭、総組み合わせ数が101万880通り(土曜16時現在)と、難度はかなり高め。ある程度の波乱が起こる前提で予想に臨むべきなのかもしれません。

 また、明日9月4日は札幌芝2600m(札幌11R)、小倉芝2600m(小倉12R)と、ローカル場にしかない距離設定のコースで2つのレースが施行される点もポイント。2014年以降のレース(2016年08月28日終了時点)について“単勝2番人気以内の馬が勝ったレースの割合”を集計してみると、札幌芝2600mは63.6%、小倉芝2600mは60.0%とそれぞれかなり高めです。ちなみに、函館芝2600mも61.1%でしたし、福島芝2600mも単勝3番人気以内の馬が勝ったレースの割合は64.5%。「ローカル場、かつ芝2600mのレースは堅く収まりがち」と言っていいでしょう。購入金額を抑えたい場合は、この傾向に従って絞り込むのもひとつの手だと思います。

◆丹頂Sと小倉2歳Sは臨戦過程で絞る

 1レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走の丹頂S(札幌11R)。実績上位の各馬に加え、3歳のカフジプリンスあたりも注目されそうです。

 2レース目は2歳GIIIの小倉2歳S(小倉11R)。フェニックス賞を制したクインズサリナ、断然の人気に応えてデビュー戦を勝ったレーヌミノルらに支持が集まるでしょう。

 3レース目は3歳以上GIII、ハンデキャップ競走の新潟記念(新潟11R)。土曜16時の時点ではアデイインザライフ、アルバートドック、ダコール、ベルーフ、マイネルミラノ、ルミナスウォリアーあたりが上位人気グループを形成していました。

 4レース目は小倉12R(3歳以上500万下・芝2600m)。善戦続きのチャパラ、マイネルレオーネらが人気を集めると思います。

 5レース目は3歳以上500万下の雷光特別(新潟12R)。多頭数、かつ混戦模様で支持は割れるかもしれません。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年09月04日版]

1位 小倉11R 4.レーヌミノル
2位 札幌11R 7.ジャングルクルーズ
3位 小倉12R 13.チャパラ
4位 新潟11R 3.ダコール
5位 新潟12R 12.グリーンバシリスク
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 新潟12R 13.ミキノドラマー
7位 新潟12R 18.ラインスラッガー
8位 新潟12R 16.ワラッチャオ
9位 新潟12R 3.コウユーココロザシ
10位 新潟12R 8.スペチアーレ
11位 新潟11R 10.マイネルミラノ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

12位 新潟11R 14.アルバートドック
13位 小倉12R 8.ヴァーサトル
14位 札幌11R 8.プレストウィック
15位 小倉11R 5.クインズサリナ
【以上すべての馬を買うと144点買い】

16位 新潟12R 2.ピュアリーソリッド
17位 新潟11R 1.ベルーフ
18位 小倉12R 14.マイネルレオーネ
19位 札幌11R 11.タマモベストプレイ
20位 小倉11R 15.ドリームアロー
21位 新潟12R 6.イオラニ
22位 新潟11R 2.エキストラエンド
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

23位 小倉12R 11.ハイドロフォイル
24位 小倉12R 5.マイネルフレスコ
25位 札幌11R 4.サムソンズプライド
26位 札幌11R 3.ウインインスパイア
27位 小倉11R 11.メイソンジュニア
【以上すべての馬を買うと4000点買い】

 2レース目の小倉2歳S(小倉11R)は臨戦過程に注目したい一戦。2011年以降の傾向を見ると、「前走との間隔が中2週以内だった馬」は[0-2-1-39]、「出走数が3戦以上だった馬」は[0-0-0-20]と、それぞれ苦戦していました。フェニックス賞組など、使い詰めで臨む馬は評価を下げるべきでしょう。また「“JRAのレース”において“4コーナー通過順が3番手以内、かつ着順が1着”となった経験のない馬」は[0-0-2-15]。先行力が高い馬を重視したいところです。注目はレーヌミノル。前走が好内容でしたし、キャリア1戦、かつ前走との間隔が中3週である点も強調できます。

 1レース目の丹頂S(札幌11R)も臨戦過程がポイント。「前走との間隔が中4週以上だった馬」は2012年以降[0-1-1-19]、「前走が今回と異なる競馬場のレースだった馬」は2012年以降[0-1-0-14]と、それぞれ勝ち切れていません。これなら、8月6日の札幌日経OPを経由してきた馬に注目したいところ。特に最先着したジャングルクルーズは高く評価すべきでしょう。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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