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【特別対談】J.モレイラ×福永祐一(3)『マジックマンは感覚派か?計算タイプか?』

  • 2016年09月06日(火) 18時01分
祐言実行

▲テーマはいよいよ“騎乗論”へ。福永騎手が気になっていたポイントをぶつけます


モレイラ騎手との対談、第3回目。いよいよ騎手対談の一番の見どころ、“騎乗論”へと入っていきます。日本の競馬ファンを技術と成績で魅了したモレイラ騎手は、感覚派なのか計算タイプなのかから始まり、騎乗スタイルの話へ。福永騎手が「ジョーの馬の抑え方は独特」と語るスタイル。そのパワーを生み出す肉の付き方に、福永騎手もびっくり。

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トラックの特徴をつかむのがものすごく早い


福永 感覚的に本能で乗るジョッキーや、すごく緻密に計算をして乗るジョッキーなど、世界中にはいろいろなタイプのジョッキーがいるけど、ジョーは自分でどういうタイプだと思う?

モレイラ ケースバイケースですが、どちらかといえば、フィーリングで乗るタイプだと思います。

福永 やっぱりね。シンガポールも香港も日本もそうだけど、ジョーは新しいところで乗り始めてすぐに結果を出す。去年、札幌で一緒に乗ったときに思ったのが、トラックの特徴をつかむのがものすごく早いなということ。競馬場ごとの勝ち方の特徴をパッとつかむというかね。それは感覚的につかむのか、それとも事前にリサーチをしてくるのか、どっちなのかなと思って。

モレイラ 質問に答える前に福永さんにお聞きしたいんですが、札幌競馬場は難しい競馬場だと思いますか?

福永 ん〜、難しいというか、小回りだけに距離ごとにコツがある。ある意味、勝つために取らなければいけないポジションがハッキリしているんだけど、

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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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