◆大敗馬の巻き返しに警戒 セントライト記念はダービー組が強いレース。ただ、ダービー組どうしの間では序列が入れ替わることがあり、油断なく予想したい。
ダービー組の中で格上といえば
ディーマジェスティ。皐月賞は前半が流れたことで差しが届きやすくなり、ダービーはいったん13秒台まで落ちたあと5ハロンスパートする競馬になって、この馬の持続力型としての適性が生きた。
セントライト記念はいわゆるよーいドンの競馬にはなりにくいし、今回は先行タイプも揃っている。嫌なのはいったんペースが落ちたあと再度上がり始めるタイミングが遅くなることだが、それを防ぐために早めに捲り上げてもよいと思う。
マウントロブソンはディープインパクト産駒の中ではディーマジェスティとタイプ的に似ている。そのぶん同馬を負かすのは難しいように思える。素直に人気の馬券でいくときのヒモか。タイプ違いのディープということでは
プロディガルサンのほうだろう。
ダービー組では
プロフェットがダービー18番人気17着からの参戦になるが、セントライト記念のダービー組は大敗馬の巻き返しもあるので、この馬にもマークは必要だ。完全な持続力タイプだが位置を取れる馬なので、行きたい馬を行かせてその直後につければ浮上がありうる。
ゼーヴィントはディーマジェスティと同配合・同タイプ。同じ位置で競馬をしたら皐月賞馬を負かすのは大変なので、山藤賞の頃のように位置をとっていきたいところだ。
メートルダールは実質2-3ハロンの競馬になってもある程度対応できる。根底から荒れるようなシナリオを想定するならこの馬から入る手もあるだろう。
ノーブルマーズは相手なりに走るところがあり複穴に考えてもよいが、今回は同型が集まりすぎた感もある。他の逃げ・先行馬とやりあわずに番手がとれれば好走の可能性が出てくる。
個人的に穴と考えているのは
ステイパーシスト。ステイゴールド産駒はこのレース[3.0.1.4]と相性が良い。距離の長い条件戦から来たという形も良い。
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