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セントライト記念のディープインパクト

  • 2016年09月16日(金) 19時00分


◆今までは「ディープ鬼門のレース」だが…

 先週の紫苑Sはディープ産駒を○◎▲にして1、2、4着…「単純な予想」ですから、せめて馬券ぐらい最大限の達成感が欲しかったのですが…。

 結局、先週も中山ダート1200mの方が馬券も予想も達成感がありました。(ヒッソリ公開している4つの勝負レースで2勝、3連対)

 もちろん、中山ダート1200mだって、ダートの名血を買うだけですから手法は単純です。

 ただし、たとえば未勝利戦を勝ち上がったマツリダダイキチ(勝負レースで本命)は「父も母もダートでパフォーマンスを上げるのが明白な血統」というのは「芝重賞でディープが走る」ことよりも知らないプレイヤーが多いでしょう。「ダートの名血」エーピーインディ系の(ダート替りの)威力も相当有名ですが、(芝重賞での)ディープ狙いよりは、ちょっとはマニアックです。

 ダートのキャリアが少ない2歳限定のダート未勝利もレース数が増えてきましたし、ダート1200mの「名血探し」は馬券も予想も楽しいのですが…。

 何せ、未勝利戦の単勝馬券の売上はマツリダダイキチのセール価格(5400万円)の半分程度ですから。ただ、重賞だけだとあまりにも文字数が少ないので足してみました。(先週、重賞だけを書いたら、文字が少なすぎてやる気が無いと誤解されたので)

 個人的にはメインですが、前座の平場の話を足したところで、セントライト記念を。

 当レースは、ディープ産駒が20頭出走して連対は1頭のみ。勝ち馬はなし。

 今までは「ディープ鬼門のレース」と書いて間違いないでしょう。

 ただし、過去の当レースのディープ産駒は人気ランクA、Bの出走は3頭。当日2人気以内の出走も3頭。

 人気ランクA、Bで消えたのは昨年のサトノラーゼンとヒラボクディープ。トーセンラーは2着。

 トーセンラーはマイルCS勝ち馬。サトノラーゼンとヒラボクディープは速い上がりが要求される芝1800m以下重賞では連対実績がない馬。

 昨年のセントライト記念も芝1800m重賞勝ち馬が1、2着。3、4着は1800mの500万条件勝ち馬。

 当レースの傾向が「1800m対応のスピード」が重要になっていることに加え、過去に好走したディープ産駒の傾向も「1800m以下でのスピード勝負」に対応できるタイプ。「速い」ディープのほうが当レースへの適性は高いでしょう。

 今年のディープを血統構成と戦歴から速い順に並べると、上位からプロディガルサン、マウントロブソン、ディーマジェスティ、ゼーヴィントと見立てました。

「今年は複数のディープ産駒が馬券になりそう」

 というのがメンバーを見た感じのファーストインスピレーションでしたが、データはディープ不振の重賞。ならば「ディープ以外の種牡馬の産駒」のなかで「芝1800mでも高いパフォーマンスを出せる馬」から「ディープ軍団」に流す。これでどうでしょう?

 なお、先週の京成杯でカフェブリリアントを本命にしたのは父がロベルト系だから。中山芝は父か母父ロベルト系が抜群の成績。

 父がディープ以外で母父ロベルト系のメートルダールがしっくりきますか。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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