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【ダービー最先着馬(目安5着以内)が1番人気に支持されたら、2連レベルで絶大】
【ダービー最先着馬が1番人気以外だったら、3連レベルで信頼大】

ということを頭に入れつつも、

【神戸新聞杯は、圧倒的1人気のダービー最先着馬(5着以内)の土俵入りを観戦するレースだ】

と言いたくなる。
だから4角を回って直線に向いたときにかけるエールは、もちろん、

【よいしょ！】

だ。

この場合の土俵入りとは、もちろん横綱だけに許された横綱土俵入りのことだ。横綱相撲を超えた大楽勝を言い表したくて、そう呼んでいる。

実際、ダービー最先着馬(5着以内)が神戸新聞杯に出走すると、圧倒的1人気になりやすく、しかも大楽勝することが多い。

とはいえ、毎年毎年1人気馬が土俵入りを披露しているわけではない。去年の1人気馬リアルスティールは2着だった。去年は土俵入りではなく、横綱が横綱相撲を取ろうとして、金星を提供してしまう。そんな感じだった。

だから、どうしても、
【ダービー最先着馬が1番人気に支持されたら、2連レベルで絶大】
と書かざるをえない。

土俵入りではなく、横綱相撲。
横綱相撲だから、力の違いで押し切ることもあれば、金星を提供してしまうこともある。それでも連対は外さない。

つまり、土俵入りレースと思えば、1人気を1着固定で買えばいいし、横綱相撲と思えば、2着の可能性を加味して、金星を奪い取るような馬も同時に探せばいいってことだ。

では、今年はどうなのか？

おそらく、っていうかどう見ても1人気はダービー最先着(2着)のサトノダイヤモンド。予想オッズでも1.6倍だ。ふつうに考えたら、土俵入りに決まっている。

では、本当に土俵入りで大丈夫か？　座布団に手をかけ、横綱が他の馬に金星を提供するシーンを思い描かなくていいのか？　

ヨイショ！と掛け声を送れるレースはめったにない。だから安心してサトノダイヤモンドの土俵入りを観戦したい。でも同時に金星を提供して、場内に座布団が舞うシーンにも参戦したい。金星が出るなら自分もその金星を握りしめていたい。

以下は過去14年の神戸新聞杯1人気の成績。過去14年に他意はない。毎年ここで更新してるから、今年は1年増えて14年になった。神戸新聞杯1人気は8-4-0-2 ダービー最先着馬の神戸新聞杯成績は8-5-1-0 ダービー最先着で、神戸新聞杯1人気は8-3-0-0。
ダービー最先着馬の安定した強さがわかる。ダービー最先着で1人気の馬の絶大な安定感もわかる。

つまり、サトノダイヤモンドは出走する時点で馬券圏内は絶大で、1人気ならば2連レベルで絶大と言えるわけだ。では、どこまで絶大の信頼を寄せていいのだろう？

信頼度MAX
土俵入り・直線で「よいしょ〜！」と合いの手を入れたくなるほどの楽勝
信頼度絶大
横綱相撲・貫禄の1着
信頼度大
2着・金星提供

1人気1着した該当馬8頭
14年　ワンアンドオンリー　ダービー3人気1着　皐月賞4人気4着
13年　エピファネイア　　　ダービー3人気2着　皐月賞2人気2着
12年　ゴールドシップ　　　ダービー2人気5着　皐月賞4人気1着
11年　オルフェーヴル　　　ダービー1人気1着　皐月賞4人気1着
08年　ディープスカイ　　　ダービー1人気1着　NHKマイル1人気1着
05年　ディープインパクト　ダービー1人気1着　皐月賞1人気1着
04年　キングカメハメハ　　ダービー1人気1着　NHKマイル1人気1着
02年　シンボリクリスエス　ダービー3人気2着　青葉賞1人気1着

1人気2着の該当馬4頭
15年　リアルスティール　　ダービー2人気4着　皐月賞2人気2着
10年　エイシンフラッシュ　ダービー7人気1着　皐月賞11人気3着
06年　メイショウサムソン　ダービー1人気1着　皐月賞6人気1着
03年　サクラプレジデント　ダービー2人気7着　皐月賞2人気2着

サトノダイヤモンドはダービー2人気2着、皐月賞1人気3着。ダービーも皐月賞も勝ってない。

エピファネイアはそれでも勝った。でもリアルスティールは負けた。サクラプレジデントも負けた。シンボリクリスエスはそれでも勝った。でもメイショウサムソンは両方勝っていたのに負けた。

50：50(フィフティー：フィフティー)。どちらも勝ってないと2勝2敗だ(サムソンは除く)。おっと！　完全に土俵入りだと思っていたけど、横綱相撲の可能性を考えたほうがいいってことか？

こういう場合は2着に負けたときの1着馬を眺めればいい。

15年　1着リアファル　3人気　前走1600万1着　ダ・皐・未出走
10年　1着ローズキングダム　2人気　ダ・5人気2着　皐・2人気4着
06年　1着ドリームパスポート　3人気　ダ・7人気3着　皐・10人気2着
03年　1着ゼンノロブロイ　3人気　ダ・3人気2着　皐・未出走

なるほど。リアファルは違うけれど、その他はみんなダービーで3着以内に走っていた馬だ。今年はリアファルのような1600万を勝って臨む上がり馬はいない。

しかも今年はダービー1着のマカヒキも、ダービー3着のディーマジェスティもいない。
ならば1着だ。土俵入りもありえる！　よいしょ！

とはいえだ。
だが、しかしだ。

皐月賞4着、ダービー4着のエアスピネルがいる。ダービー2着馬がいるから、本来なら気にする必要のない4着馬だけど、今年は少し気になる。それは皐月賞もダービーも上位5頭がきっちり走った年だからだ。

皐月賞で5着以内に走った馬すべてが、ダービーでもすべて5着以内に走った年なんて見たことない。この10年でも、この14年でもまったくない。

皐月賞
1着ディーマジェスティ
2着マカヒキ
3着サトノダイヤモンド
4着エアスピネル
5着リオンディーズ

ダービー
1着マカヒキ
2着サトノダイヤモンド
3着ディーマジェスティ
4着エアスピネル
5着リオンディーズ

リオンディーズが途中から逃げてレースを厳しくした皐月賞でも、逆にリオンディーズが出遅れてレースがスローになったダービーでも、上位5頭は崩れず走った。つまりこの5頭は抜けて実力のある5頭とも言えたわけだ。

しかも皐月賞でエアスピネルはリオンディーズにもろに寄られて、4着(5着から繰り上がりで4着)した。あの不利がなければ3着はあったかもと陣営はコメントしていた。

「3着あったかも」、そこが気になる。3着なら、ここで1着する可能性はやや広がるからだ。正直、上位3頭と4着5着には力の差が少々あったような気もする。しかし、皐月賞ではサトノとスピネルの着差は0.1差だった。

武豊は、ローズキングダムで、皐月賞、ダービーで先着できなかったエイシンフラッシュに神戸新聞杯で先着(1着)している。皐月賞、ダービーでの鞍上は武豊ではなかったけれど、それでもエイシンフラッシュに勝った。

武豊のインサイドワークでエアスピネルを最短距離で走らせ、ルメールの菊花賞制覇の野望が仕掛け、いや加速装置のスイッチオンを少し遅らせることで、ギリギリでエアスピネルが粘り込む。

武豊がサトノダイヤモンドやディーマジェスティとの力の差を感じているのなら、逆にここはインサイドワークに期待できる。

うむ、ちょっとドキドキする。

ただエアスピネルは2人気だから勝っても、座布団を投げるまでじゃない。
サトノダイヤモンドも菊花賞を勝つつもりなら、加速装置のスイッチを多少遅らせても、2馬身くらい離して楽勝、つまり土俵入りで勝たなければならない(神戸新聞杯1人気馬は、神戸新聞杯を楽勝して、菊花賞で1人気になると、限りなく1着する)。

いろんな意味でエアスピネルの存在はスリリングだ。

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神戸新聞杯・注目馬
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サトノダイヤモンド　2馬身くらい離して勝てるか注目
エアスピネル　　　　インサイドワークで勝てるか注目

座布団候補
(座布団に手をかけるか、かけないか。直線に向いたときに決まる)
カフジプリンス
イモータル

ヒモはナムラシングンやレッドエルディストでいいような気がするけど、座布団となると予想7人気くらいのカフジプリンスやイモータルに期待したくなる。1着できるとは思わないけれど、この人気なら3着でもいい。2着で十分座布団だ。

カフジは、前走オープンで1人気に支持された経験が生きないかな？
イモータルは、春に「不滅」という馬名に固執しすぎて、自分が破滅しそうになった。だから買う。どこまでも買ってやる。来年、1200や1400のG3で開花してるような気がしないでもないけど、買ってやる。

サトノダイヤモンドの土俵入りを期待しつつ、エアスピネルの上手出し投げにも期待する。そこを観戦の焦点にして、馬券はカフジプリンス、イモータルの蹴たぐり3着に期待。

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オールカマー・注目馬
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蛯名のGO WEST 第2波だ。
マリアライトは去年もここから始動して、プラス12キロで5着だった。
今年もプラス体重で出てきて、3着か4着か5着する。セントライトは1着だったけど、こちらは古馬だし、牝馬だし、まずは3着か4着か5着でお願いしたい。

オールカマーは15頭以下だと1、2人気のどちらかが連対する。今年は最大で12頭。予想2人気のマリアライトには3着か4着か5着をお願いしてるので、1人気のゴールドアクターから買えばいい。

相手は、
サトノノブレス　58キロで整えて、56キロで勝つ体勢ができつつある？
クリールカイザー　天気がグズついて、田辺の馬場読みが炸裂する？
ツクバアズマオー　中山は3-2-1-4で、しかも2000以上だと3-2-1-1。この馬は中山と函館がお好き？