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ドリームバレンチノ加用師「来年で10歳。現役を続けたいと思っています」

  • 2016年10月13日(木) 19時00分


 今週からGIが続きますね!またまた共同会見取材の季節になりました。

 共同会見の記事はできるだけ現場のライブ感が出るように仕上げています。ちょっと戸惑いがあるような口ぶりだったら、そのニュアンスが伝わるように書くとか、結構気を遣っていたりします。あとは写真。読者の皆さん、結構楽しみにしているようなので、時には結構混雑する会場なのですが、なるべく表情がとらえられるような位置で撮影するように心がけています。

 極力いい表情で掲載できるように心がけているのですが、そんな気を回さずともシャッターを切るたびにイケメンぶりを発揮してくださる方がいます。それは…ミルコ・デムーロ騎手!いつも1枚目に撮影した写真を見直しながら「これ以上、撮影しなくていいんじゃないの!?」って思うほどなんですよ〜。笑顔も困った顔も、どれもカッコいい!!



 ところが、ところがです!!


 今朝、初めてミルコの変顔を撮影してしまいました…!!わたし的にはこれ、大事件。だって、今までミルコに限ってこんな写真1枚もなかったんですから。ちなみにほかのジョッキーはたくさんあります・苦笑。これもミルコが日本になじんできた証拠でしょうか…(違うか)。

 で、ジュエラーについてですが。前走の競馬ではしっかり教育ができたようで、藤岡師ともに納得の表情でした。ジュエラーの体調もここにきてアップしてきている様子。シンハライトが戦列を離脱してしまい、一気に混戦ムードとなった秋華賞ですが、桜花賞馬の意地を見せてほしいところです。ミルコ、頑張ってね!

 さて、今日は今年限りでの引退が決まったホッコータルマエと東京盃を勝ったドリームバレンチノを取材してきました。

 ホッコータルマエは今日もいつもと変わらず毛ヅヤがピカピカで、元気そうでした。南部杯のレース翌朝8時に栗東に帰厩。次のレースに向けて鋭気を養っていました。特段、変わった様子はなく、いつもどおり次走に向けて調整を進めていく様子でした。「変わりない」というのは、ネタとしてはあまり面白くはないのですが、逆にいちばんホッとさせられます。担当の相良助手とじゃれたりしながら、ほんといつもどおりお元気そうでした。



 それにしても、どの馬もそうなんですが、引退が決まってあと数戦でトレセンからいなくなると思うと寂しいですね…。

 東京盃を勝ったドリームバレンチノも元気いっぱい。次走のJBCスプリントに向けて順調そうです。その次は?というと、年末の兵庫ゴールドトロフィーあたりが視野に入ってきそうなところです。でも、加用師は「ハンデがあまり重くなるようならかわいそう。ハンデの数字を見て決めることになるでしょう」と慎重な構えでした。

「ダート重賞は高額賞金馬が多いだけにレース選びに悩まされるものですが、この馬の場合は芝時代に稼いだ獲得賞金のおかげでダートでも好きなレースを使えるのが強みでした。これくらいの馬になると自分で体をつくっていきますし、レースに向けての調整もしやすいです」と加用師。



 来年で10歳を迎えますが、加用師としては「来年も現役を続けたいと思っています」とのことでした。加用師はリミットレスビッドを11歳まで元気に走らせていた実績がありますから、頼もしいですよね。まだまだドリームバレンチノの戦いは続くようです。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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