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【ユーイチの眼】秋華賞回顧“会心の勝利”の最大の理由

  • 2016年10月18日(火) 18時01分
祐言実行

▲「この形で負けたら仕方がない」ヴィブロスとの“会心の勝利”を振り返る (C)netkeiba.com


いつか必ず、友道厩舎の馬でGIを…


 先週の秋華賞では、ヴィブロスとともに会心の勝利を挙げることができた。

 前走もそうだったが、ゲート内の駐立に課題が残る馬だけに、スタートには細心の注意を払った。幸い、うまく出ることができ、1コーナーではキンショーユキヒメの後ろ。もともと前に壁を作りながらの外目のポジションを狙っていたので、ここでジッとしておこうと思ったのだが、そのキンショーに加え、外からカイザーバルが上がっていったことで、自分の位置取りが思いがけずポケットに。

 その後、キンショーが内に進路を取ってくれたことで、自分はパールコードの後ろで折り合いに専念。向正面の時点では、「この形で負けたらもう仕方がない」と思えるくらいのベストなポジションに付けることができた。

 3コーナーを過ぎたあたりから、斜め後方にビッシュの気配を感じていたが、戸崎が自分より早く動くことはないだろうと思っていた。なぜなら

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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