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レッツゴードンキ、ますます美女に

  • 2016年10月27日(木) 19時00分



 わたしは毎日のように馬の取材をしているわけですが。そんな時間の中ですこぶる癒されるのは、やはり可愛い馬と対面するときです。性格が面白い馬や元気のいい馬も楽しいんですがね。やっぱり、ちょっと疲れているときに可愛い馬の顔を見ると、気持ちがほぐれるというか。ほっこりするんです。

 かつてはシゲルスダチがそうでした。体は小さくても、バランスがよくてホントイケメンでしたね〜。いま栗東にいる馬の中では、わたし的イチオシはレッツゴードンキです!性格も穏やか、いつもキョトンとしながらこちらを見つめてきます。栗毛がホント美しくて、つぶらな黒目で見つめられるとドキドキしますよ。



 そんなドンキでも、お疲れというか気持ちが乗らないであろうときは、表情がどこか曇ってしまいいい写真が撮れません。この前のスプリンターズSのあとも写真を撮りに行ったんですが、何かいつもより可愛さがなかったんですよね…。

「スプリンターズSでは全然力を出し切れなかった。消化不良で帰ってきたかんじ」(梅田師)というとおり、ドンキ自身が納得いかない部分があって、それが顔に出ていたのかもしれません。

 ところが!ここ最近は再びいい表情なんですよね〜。だいぶ寒くなってきましたが肌艶もいい。調子のよさが顔や体に出ているのでは?と察しました。

 そんなレッツゴードンキの次走は初ダートのJBCレディスクラシックとなります。

 桜花賞馬が初ダートということで、そのあたりはどうなんでしょう?梅田師に聞いてみました。

「むしろ歓迎ですよ。血統的背景を見ればダートは問題ないし、チューリップ賞で道悪をこなしているように非力ではないですしね」

 桜花賞から勝ち星がないドンキですが、決して早熟というわけではない。新境地を開いてほしいところです。

 レッツゴードンキも予備登録している暮れの香港国際競走、先日日本からの登録馬が発表されましたね。注目は香港スプリントに登録したビッグアーサー!

 これまで輸送があまり得意ではない、とされてきたビッグアーサーですが、今回は飛行機に乗るために狭いストールに入っての移動が必須です。さらに、香港ではコースで調整しなければなりません。そこでビッグアーサーは連日Eコースを周回してから、坂路を1本上るパターンで調整しています。

「もちろん香港対策ですよ」と藤岡師。

「コースに入れる前はどうなるかと思ったけれど、想定より全然落ち着いています。毎日、その走りを見るのが楽しみなんですよ」と笑顔の藤岡師でありました。

 乗っている犬山助手にも話を聞きましたが、コースでは落ち着いているとのことでした。その後、坂路にいくとスイッチが入るというのはやはりこの馬らしいところです。

 天皇賞(秋)はヤマカツエースに期待しています。グレード制導入以降の天皇賞(秋)では、最初のミスターシービーをはじめ3勝をあげているゲンのいい13番枠が当たりました。



 そういったデータはさておき、池添兼雄師もホントはもう少し内の枠がほしかったようですが…。こればかりは仕方ありませんね。

 担当の土屋助手が負傷しお休みしている関係で、今は若手の東田助手が担当しています。

「とても乗りやすく、指示通りに動いてくれる馬です。池添騎手も乗るごとによくなっていると言っていますよ」

 札幌記念のときは宝塚記念の疲れが抜けきっていなかったようでしたが、今はその疲れも癒え、かなりいいかんじ。今回は思う存分、力を発揮できるといいですね!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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