(撮影:下野 雄規)
好調の先週から一転。なんともチグハグな結果の週末となってしまいました。
馬単は獲れても3連単は獲れないとか、印打った上位の馬たちで3着まで決まっているのだけれど肝心の◎がいないとか、まあ勝負所で足りなかった感じがします…。
その最たる結果が天皇賞・秋でした。かなりの気合と熱を込めて予想しただけに、敗戦はダメージとして残っています。
印としては▲☆△のワンツースリー。予想の段階で想定していた範囲内ではあるので悔しさも大きいのです。それにしても私の馬券も◎ルージュバックも、勝負弱かったなあ…。
一方、モーリスをキッチリと勝たせたライアン・ムーアはやはり「持ってるな〜」という感じ。世界の名手はやっぱり勝負強いのです。
【検証ナンバー054】
サンプルレース名/2016年10月30日(日)・東京11R・天皇賞・秋(GI)芝2000m
【レース前状況】
最終的に1番人気になったのは名手ムーア鞍上のモーリス。ご存じマイルでは屈指の最強馬だがあとは2000mが持つかどうかだけが焦点。2番人気はエイシンヒカリ(武豊)。昨年同レースでは9着に沈んだが、今年は海外帰りで成長著しいと評判に。絶好の最内枠というのも逃げ脚質の同馬に有利と見られていた。3番人気は前走『毎日王冠』を快勝した4歳牝馬ルージュバック(戸崎圭)。まだGI無冠の女王がついに戴冠の時が来るのか。以下、『毎日王冠』2着アンビシャス(横山典)、昨年『天皇賞・秋』1着のラブリーデイ(ルメール)、ステファノス(川田)と人気は続いていた。
【レース結果】
1着モーリス 牡5(1番人気)ムーア
2着リアルスティール 牡4(7番人気)デムーロ
3着ステファノス 牡5(6番人気)川田
【払い戻し】
単勝 360円
枠連 1510円
馬連 2420円
馬単 3700円
3連複 7430円
3連単 3万2400円
『天皇賞・秋』は平均値ソート順では絶対に獲れない?
簡単にいうと「5走平均値ソート」というのは「馬の近々の能力をおおまかに表わしている数字」である。もちろんそこから判断材料はさらに細かくなっていくのだが、「おおまか」という意味では非常に使いやすい指標である。
でも馬鹿にできないのは、この数値順でレースがズバリ決まることはよくあるということ。重賞でもしかり。私の予想コメントや当コラムを頻繁に読んでいただいている方はそのことはよく知っているはずである。
ただこの『天皇賞・秋』だけは