常石勝義&赤見千尋が見つけた 競馬の職人/常石勝義&赤見千尋

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感謝Day&「サンクスホースデイズ in JRA馬事公苑」をご紹介します!

2016年11月15日(火)18時00分

注目数:39人
馬事公苑

JRA馬術部とオリンピック選手による実技披露




子供たちには、最高のイベント


 感謝Day&「サンクスホースデイズ in JRA馬事公苑」が11月3日(木)・祝日に開催されました。

 2020年に開催予定のオリンピック・パラリンピックの馬術の大会予定地になるので、全面改装されるために最後に馬事公苑を惜しんでいろいろなイベントがあり僕も参加してきました。馬事公苑には、初めて行ってきました。都会のど真ん中に緑いっぱいのこんなに素晴らしい施設あったとは…!

 1940年に開苑して以来、「馬のいる公苑」としていろいろなイベントなどあり多くの人に親しまれてきましたが、12月で閉苑とし1月から改装工事に入るそうです。2020年オリンピック・パラリンピック時には馬術大会の会場として誕生するのが楽しみですね。

 この馬にも会ってきました。皆さんわかりますか?

馬事公苑

この馬、皆さんわかりますか?


 そうそう…ウオッカです。強かったよな!!

 JRA馬事公苑やホースコミュニティによる様々なイベントが行われました。

1、ふれあいコーナーでは、ポニーが子供たちに大人気。

馬事公苑

ポニーにふれる子供たち


 印象的だったのが、子供たちがよちよち歩きでトボトボとポニーのそばへ寄っていき「そっ」と手を出すとペロッとされ、全身で体を震わせ喜びと驚きを表していました。何度も繰り返していたのですが他の子供たちに邪魔されると座り込んで憤慨する姿が何とも微笑ましかったです。

 ポニーに跨ったり馬車にも乗って子供たちの歓声がひろがっていました。馬って見ているだけでも心をほっとさせてくれるのに乗ることができた今日は、最高のイベントだったでしょうね。

2、JRAの乗馬選手による乗馬テクニックを一つひとつ丁寧に解説付きで模範演技やデュエットの披露。

馬事公苑

サクセスブロッケンのハイジャンプ


 競馬ファンの皆さんにはなじみの活躍馬で今は誘導馬として活躍しているサクセスブロッケンのハイジャンプも見ることができました。さすがーって思いました。

3、障がい者乗馬の様子も披露されました。

4、いろんなブースもたくさん出ていました。体験コーナーやゲームもありました。

馬事公苑

蹄鉄の実演や蹄鉄の再活用


 馬の靴屋さんでは、蹄鉄の実演や蹄鉄の再活用で蹄鉄コースターや飾り物などをつくっていました。馬の蹄鉄は、人間の靴のような役目で、とっても大切なんですよ。

5、ターフィー君やキティちゃんも参加しました。

 また、東京農業大学吹奏楽の演奏、警視庁機動隊騎馬隊の実演など多方面からの応援で成り立っていることを実感しました。

ホースコミュニティ主催のイベント
★車いす馬車運行
★障がい者乗馬実技披露
★浦河乗馬療育ネットワークによる講演
      「乗馬療育ってなあに?」
★川島舟准教授による講演
      「障がい者乗馬の現状と今後期待される展開」
★角居勝彦調教師・二ノ宮敬宇調教師によるトークショー

 トークショーのなかでは、関東の騎手北村宏・石川・杉原騎手、リオパラ出場の宮路さん、元騎手の高嶋さん・常石、そして福永祐一騎手が駆けつけてきてくれて一段と盛り上がりました。

馬事公苑

トークショーの様子


 角居調教師の挨拶から始まりそれぞれ意見や思いを出し合いトークされました。

 福永騎手は、「父は落馬で障がいを持つことになっても馬を愛する気持ちは今でも大きく自分のレースや僕のレースもよく見ている。その時の顔が最高です」と話されていました。福永騎手の妹さんもホースセラピーに携わっています。僕も1度伺ったことがあるんですが、栗東トレセン奥の古民家からは子供たちのにぎやかな声が聞こえてきます。

 ホースコミュニティは、競走馬として生まれてきても競走馬になれなかった馬・活躍できなかった馬・いっぱい活躍した馬…いろんなタイプの馬がいますが、1頭でも多くの引退馬をセカンドキャリアへつなげるとともに馬の多様な利活用を創り出すことで受け皿の拡大促進しもっともっと気楽に、そして身近に馬事文化に親しんでもらえるように活動をし、馬文化の普及を目指しています。

 毎年、競走馬として7000頭くらい生まれてくる中で活躍できるのはほんの一握りですよね。生まれた命を大切にし1頭でも生き残る道を見つけていくセカンドキャリアからセラピー馬のサードキャリアに進めていく馬たちの生きる道を見つけています。

 日本では、まだまだ根付いていない馬社会です。昔は馬と人間は共存し、馬がいなくては生活ができなかったですよね。そんな馬社会を大事にしていきたいという思いでホースコミュニティは発足しました。関係者はもちろんですが、ファンの皆様の応援がなくてはならないです。興味がなかった方や知らなかったファンの皆様に少しは理解して頂けたと思います。興味を持って頂けたら嬉しいです。

 僕のできることは、障がい者乗馬で2020パラリンピックを目指すこと。チームジャパンで頑張りたいと思います。「勝! 入魂」です。

 このイベントで命の大切さを痛感しました。命丸儲けした僕も馬に生きるパワーとエネルギーをもらっています。ファンの皆さんとエネルギーと癒しを共有しましょう。角居調教師をはじめとする多くのスタッフが協力してくれました。ボランティアの皆さんありがとうございました。この活動がもっと広がっていくように応援してください。

馬事公苑

ボランティア活動された皆さん


 なお、11月23日(水)・祝日に岡山乗馬倶楽部にてリトレーニングセール第1回が開催されるそうです。いろいろなイベントがあるそうです。紅葉も見ごろかな!是非お出かけください。

 つねかつこと常石勝義でした。
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コラムニストプロフィール

常石勝義&赤見千尋
常石勝義&赤見千尋
常石勝義
1977年8月2日生まれ、大阪府出身。96年3月にJRAで騎手デビュー。「花の12期生」福永祐一、和田竜二らが同期。同月10日タニノレセプションで初勝利を挙げ、デビュー5か月で12勝をマーク。しかし同年8月の落馬事故で意識不明に。その後奇跡的な回復で復帰し、03年には中山GJでGI制覇(ビッグテースト)。 04年8月28日の豊国JS(小倉)で再び落馬。復帰を目指してリハビリを行っていたが、07年2月28日付で引退。現在は栗東トレセンを中心に取材活動を行っているほか、えふえむ草津(785MHz)の『常石勝義のお馬塾』(毎週金曜日17:30〜)に出演中。

赤見千尋
1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミックシリーズ」の「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍中。