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【今月の喜怒哀楽】JC展望『自分にとっても欲しいタイトル ここは一発を狙うしかない』

  • 2016年11月23日(水) 18時01分
祐言実行

▲自身5度目のジャパンC騎乗、シュヴァルグランの仕上がりと手応えを語る


地力強化を実感したアルゼンチン共和国杯


 今週はいよいよ、秋競馬のクライマックスともいえるジャパンC。キャリアのなかで5度目の騎乗となるが、乗りたくてもなかなか乗れないレースだけに、今年もこの舞台に共に立てる馬がいることを嬉しく思う。

 パートナーであるシュヴァルグランには今朝の追い切りで騎乗し、その感触を確かめた。相変わらず調教での動きはパッとしないが、順調に調教を消化できていることが好調の証。いい状態で出走できるはずだ。

 前走のアルゼンチン共和国杯は、改めてこの馬の地力の高さを感じたと同時に、ジョッキーとしてすごく難しい一戦だった。本番であるジャパンCまで中2週というローテーションのなか、休み明けで58キロ…。最大のテーマは、「次走に向けていかに疲れを残さず、なおかつ人気に恥じない競馬をするか」だったわけだが、これが言葉にする以上に難しかった。

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祐言実行 / 福永祐一
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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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