地方競馬に吠える!/斎藤修

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フリオーソが止まらない

2016年11月25日(金)18時00分

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◆地方の新種牡馬ランキングでは堂々1位

 3月25日付の本コラムで『フリオーソ産駒、始動』、4月29日付で『ダート種牡馬の活躍』、さらに8月12日付では『ダート出身新種牡馬の活躍』として触れてきたが、ここに来てフリオーソ産駒の活躍がますますスゴイことになっている。

 11月24日付の新種牡馬(ファーストシーズンサイアー)ランキングでは、スマートファルコンが5位、フリオーソが6位、トランセンドがやや後退して11位。なのだが、勝利数で見るとフリオーソが37勝でダントツ、スマートファルコンが22勝で2位となっている。

 そして地方競馬に限った新種牡馬ランキングでは、6697.2万円を稼いでフリオーソは堂々の1位。2位のスマートファルコン(3951.1万円)、3位のトランセンド(3431.8万円)を大きく引き離している。

 また地方競馬の2歳ランキングでも、サウスヴィグラス、パイロという2強に次いでの3位という活躍だ。

 フリオーソ産駒の重賞勝ち第1号となったのは、10月30日、盛岡の知床賞を勝った北海道のダンストンレガーメで、同馬はそのまま岩手に移籍している。

 また今年高知に新設された、高知デビュー馬限定の2歳重賞、11月23日の黒潮ジュニアチャンピオンシップでは、フリビオンが勝利。1番枠からのスタートで内に飛んでいくような感じで出遅れ最後方からの追走となったものの、ラチ沿いから徐々に位置取りを上げると4コーナーでは逃げていた馬の直後につけ、そのまま内をじわじわと伸びてハナ差とらえたところがゴール。鞍上の中西達也騎手は、出遅れたために「正直、勝てるとは思っていませんでした」と話していたほどだった。

 さらに同日、園田競馬場で行われたJpnIIの兵庫ジュニアグランプリでは、北海道から遠征したバリスコアが3着に入る健闘。もし選ばれれば全日本2歳優駿に出走とのこと。移籍はせずに、来シーズンも北海道にとどまる予定になっているそうだ。

 フリオーソの種付頭数および生産頭数(カッコ内)は、2013年136頭(92頭)、2014年131頭(84頭)、2015年113頭(未集計)で、種付頭数では3年目の昨年まで100頭以上をキープ。初年度から産駒がデビューするまで減少しているのはどんな人気種牡馬にもあることで、初年度産駒がこの活躍であれば来年はまた上昇に転じるかもしれない。

 そしてフリオーソ産駒では、札幌2歳Sを制したトラスト以上の期待と岡田繁幸さんが話し、話題となっているのが川崎のコスモス。11月4日、川崎1400mの新馬戦では9馬身差の圧勝。このあとは、12月2日、大井のJRA指定競走(もしくは12月5〜9日の船橋開催のJRA認定競走という情報もある)を勝って、12月25日、中山のホープフルSに挑戦という青写真を描いている。

 今後もフリオーソ産駒にはますますの活躍が期待できそうだ。
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コラムニストプロフィール

斎藤修
斎藤修
1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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