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南関東重賞ウイナーの仲間入りをしたセイスコーピオン

  • 2016年11月28日(月) 18時00分


 中央競馬の卒業生セイスコーピオン(川崎・八木正喜厩舎)が、南関東で存在感たっぷりの走りを見せています。美浦の伊藤伸一厩舎からデビューして、栗東の服部利之厩舎へ移籍し、1600万下で走ってきた4勝馬。

 父はデュランダル、母が川崎で重賞を勝っているスコーピオンリジイ、母父は南関東のサンデーサイレンスとも謳われたアジュディケーティングという、南関東にゆかり深い血統の6歳牡馬です。

 この夏から南関東の一員となり、地方競馬全国リーディングの森泰斗騎手とコンビを組んでいます。9月21日の準重賞ムーンライトカップ(大井・1600m)を圧勝し、続く10月26日のマイルグランプリ(大井・1600m)で念願の重賞ウイナーの仲間入りをしました。道中は4番手から追走して、3コーナー手前から馬なりで先頭に立つと、最後も楽な手応えでフィニッシュ。

マイルグランプリのゴール前、楽な手応えで優勝


「中央時代は後ろのポジションからいっていたようですが、前走は一か八か出していってみても折り合いはついてくれたので、今日も馬のリズムを大事にして先行していこうと思いました。後ろからいくと展開次第では取りこぼす場合もあるので、このくらいの位置につけられるのは乗っている方としても楽です」(森騎手)

 転厩初戦は仕上がり途上で、道中は終始手前を替えないで走っていたそうですが、マイルグランプリでは手前をちゃんと替えて走っていたそう。しかし、仕上がりとしては前走以上ではあるものの良化途上は否めなかったそうなので、それでいてこの強さ。

「パワーがあって、終いも確実に脚を使えるのがいいところですね。競馬は何が起きるかわかりませんが、こうやってスムーズに力を出せれば相当強いと思いますよ。ダートグレードレースも期待したい馬だし、大きなレースを一緒に勝っていきたいです」(森騎手)

 いつも調教に乗ってお世話をしているのは原田龍厩務員。原田厩務員もこの世界に入って7年での待望の重賞勝ちとなりました。

セイスコーピオンにとって初めての肩掛け、担当の原田厩務員も重賞初制覇


「背腰に疲れがきやすいのでまめにケアをしてあげますが、あとは手がかからないほうだと思います。この馬のマックスな状態は未知なんですが、今の時点でこれだけ走ってくれて、本当にすごいなってびっくりしています」(原田厩務員)

タオルを噛んだら離さなかったり、立ち止まって動かなかったり、そんな頑固な一面も。そんなときも無理に言うことを聞かせるのではなく、スコーピオンの気持ちを大切にしてあげています


勝島王冠は中央卒業生たちが勢揃い


 その後は11月30日(水)の重賞・勝島王冠(大井・1800m)に向けて順調に調整が続けられてきたそうです。ここでは、ケイアイレオーネやクラージュドールといった元中央のオープン馬たちとの対戦。

「元々1600万条件にいた馬なので、普通なら戦えない相手ですからね。今はその馬たちと戦えることがうれしいし楽しみです」(原田厩務員)

 今回は転厩後3戦目で、さらにパワーアップして元気も出ているそうです。だからこそ、前回よりも距離が200m延長するだけに折り合いは鍵を握ります。南関東移籍後負けなしの3戦3勝となるのでしょうか?!

 勝島王冠のメンバーはこちらになりますが、中央競馬ファンの皆さんにも懐かしい面々がラインナップ。中央交流戦が組まれている日なので、丹内祐次騎手が大井のスパイアに、柴田大知騎手はコスモカウピリに騎乗します。

 大井競馬場は引き続きナイター競馬開催中ですが、夕方からグッと冷え込みが厳しくなります。暖かい装いでの観戦を!

2014年アンタレスSの覇者・ナムラビクターの予定は


ナムラビクターは地元船橋のオープン戦から始動予定


 2014年アンタレスSの覇者ナムラビクター。栗東の福島信晴厩舎時代に勝ち、その後は北海道の田中淳司厩舎で走り、現在は船橋の稲益貴弘厩舎に仲間入りをしています。

 そもそもは勝島王冠から始動予定でしたが、馬房で脚をぶつけたことから自重し、12月6日の総の国オープン(船橋・1600m)に初戦を切り替えたそうです。これからどんな走りを見せていくのでしょうか。

 次回のリスタートは12月12日(月)にお会いしましょう!

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南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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