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　前回12月11日のWIN5は史上6番目に安い1万9560円の配当で決着。5レース中4レースを単勝1番人気馬が制し、残る1レースを勝ったのも単勝3番人気（単勝オッズ4.9倍）の馬でした。総組み合わせ数が43万8048通りと少なかったうえ、堅く収まる可能性の高い世代限定戦が2鞍、その逆にハンデキャップ競走はゼロというレース構成。前回の当コラムでも「極端な低額配当で決着する可能性はそれなりに高い」と指摘していましたし、もともと高額配当を狙うのには向いていない回だったと思います。

　明日12月18日のWIN5は総出走頭数が73頭、総組み合わせ数が58万9680通り（土曜16時現在）。決して多い方ではないものの、前回よりは総組み合わせ数が増えましたから、波乱が起きる可能性もそれなりに高まったと見ていいでしょう。

◆ディセンバーSは枠順と脚質に注目

　1レース目は3歳以上500万下の桑名特別(中京10R)。2戦連続で2着に好走しているシャンデリアハウスらが人気を集めそうです。

　2レース目は3歳以上オープンのベテルギウスS(阪神10R)。前走のブラジルCを制したミツバあたりに注目が集まると思います。

　3レース目は3歳以上オープンのディセンバーS(中山11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気グループの支持は割れるかもしれません。

　4レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の三河S(中京11R)。前走で2着となったエイシンバランサーあたりが人気の中心でしょう。

　5レース目は2歳GIの朝日杯FS(阪神11R)。土曜16時の時点ではミスエルテの支持がやや抜けており、ダンビュライトらが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年12月18日版]

1位 中山11R 6.ツクバアズマオー
2位 阪神10R 1.ミツバ
3位 中京11R 6.ブルミラコロ
4位 中京10R 14.ブレイズガール
5位 阪神11R 10.モンドキャンノ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 17.サトノアレス
7位 中京10R 5.シャンデリアハウス
8位 中京11R 3.ゴールドスーク
9位 阪神10R 3.オリオンザジャパン
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 中山11R 13.マイネルフロスト
11位 阪神11R 16.アメリカズカップ
12位 中京10R 3.ヒワラニ
13位 中京11R 1.キタサンサジン
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 阪神10R 10.ドコフクカゼ
15位 中山11R 10.クラリティスカイ
16位 阪神11R 8.ダンビュライト
17位 阪神11R 13.ミスエルテ
18位 中京10R 15.クローソー
19位 中京10R 2.グリーンバシリスク
20位 中京10R 4.スペードクイーン
21位 中京11R 5.メイショウツレヅレ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 中京11R 11.エイシンバランサー
23位 阪神10R 2.ドレッドノータス
24位 阪神10R 7.サンマルデューク
25位 中山11R 3.ヤマニンボワラクテ
26位 中山11R 5.ロンギングダンサー
【以上すべての馬を買うと3750点買い】

　5レース目の朝日杯FS(阪神11R)は臨戦過程を素直に評価したい一戦。「“JRAのレース”において5着以下となった経験がある馬」は2014年以降[0-1-0-17]、「前走の出走頭数が12頭以下だった馬」は2014年以降[0-1-1-18]と、それぞれ勝ち切れていません。さらに「前走の馬体重が460kg未満だった馬」は2014年以降[0-0-0-9]。馬格がない馬も評価を下げるべきだと思います。これらの条件をクリアしているサトノアレス、モンドキャンノあたりが楽しみです。

　3レース目のディセンバーS(中山11R)は枠順と脚質がポイント。「枠番が1-2枠だった馬」は2010年以降[0-0-1-16]、「前走の4コーナー通過順が11番手以下だった馬」は2010年以降[0-0-2-25]と苦戦していました。注目は吉田豊騎手とツクバアズマオーのコンビ。前走が好内容でしたし、距離短縮もプラスに働くでしょう。