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先週は“2点目”で的中! 有馬記念デイの狙い目は?

  • 2016年12月24日(土) 20時00分


 先週12月18日のWIN5は、対象5レースのうち4レースを「伊吹式WIN5ランキング」1〜4位の馬が勝利。残る1レース、朝日杯FSを制したのも6位に挙げていたサトノアレスでした。これはつまり、「伊吹式WIN5ランキング」に従って2点(≒200円)以上買っていれば57万5670円の配当が的中したということ。我ながら良い見立てだったんじゃないでしょうか。当コラムを参考に的中させた皆さん、おめでとうございます。

 なお、私が実際に買っていたのは「伊吹式WIN5ランキング」の1位から9位まで。購入金額はわずか1600円です。


 ちなみに、先週12月18日は5位に挙げていた朝日杯FSのモンドキャンノもサトノアレスから1/2馬身差の2着。あとちょっとのところで“1点目的中”でしたし、おそらくこちらの方が配当は高かったでしょうから、ほんの少しだけ悔いの残る結果でした。今後も「伊吹式WIN5ランキング」の上位馬だけでそれなりの配当になるような予想をしていきたいと思いますので、どうぞご期待ください。

 明日12月25日のWIN5は総出走頭数が71頭、総組み合わせ数が53万7600通り(土曜16時現在)。5レース中2レースが“フルゲート”になったものの、総組み合わせ数自体はそれほど多くありません。ハンデキャップ競走が含まれていないことからも、高額配当が飛び出す可能性はそれほど高くないと見るべきでしょう。

◆ホープフルSと有馬記念は順当な決着になりそう

 1レース目は3歳以上1600万下のフェアウェルS(中山8R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気グループの支持は割れそうです。

 2レース目は3歳以上1000万下の江坂特別(阪神9R)。前走で2着に好走したサンデーウィザード、リッチーリッチーあたりが上位人気に推されると思います。

 3レース目は2歳GIIのホープフルS(中山9R)。土曜16時の時点ではレイデオロの人気が抜けており、グローブシアターが続いていました。

 4レース目は3歳以上1000万下の赤穂特別(阪神10R)。善戦続きのクリノリトミシュルらが注目を集めるでしょう。

 5レース目は3歳以上GIの有馬記念(中山10R)。こちらは土曜16時の時点だとキタサンブラック、サトノダイヤモンドが人気の中心で、ゴールドアクター、サウンズオブアースが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2016年12月25日版]

1位 中山10R 11.サトノダイヤモンド
2位 中山9R 2.レイデオロ
3位 阪神9R 4.サンデーウィザード
4位 阪神10R 4.クリノリトミシュル
5位 中山8R 1.レッドゲルニカ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山8R 12.ヴァーノン
7位 阪神10R 11.タガノクレイオス
8位 阪神9R 8.テイエムナナヒカリ
9位 中山9R 6.グローブシアター
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 中山10R 2.ゴールドアクター
11位 中山8R 9.アールプロセス
12位 中山8R 15.ドリームドルチェ
13位 中山8R 2.ニットウスバル
14位 中山8R 8.ガンジー
15位 阪神10R 6.シャイニービーム
【以上すべての馬を買うと144点買い】

16位 阪神10R 15.オルナ
17位 阪神9R 6.リッチーリッチー
18位 阪神9R 5.ケージーキンカメ
19位 中山9R 4.アドマイヤウイナー
20位 中山9R 5.サングレーザー
21位 中山10R 6.サウンズオブアース
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

22位 中山10R 1.キタサンブラック
23位 中山8R 11.ヨシオ
24位 阪神10R 13.カフジキング
25位 阪神9R 2.タイセイアプローズ
26位 中山9R 7.ビルズトレジャー
27位 中山10R 14.シュヴァルグラン
【以上すべての馬を買うと4375点買い】

 5レース目の有馬記念(中山10R)は若い馬を重視したい一戦。2010年以降の傾向を見ると、「出走数が22戦以上だった馬」は[0-0-0-30]と苦戦していました。また「前走の着順が2着以下、かつ“前年か同年、かつJRA、かつ牝馬限定を除くGI”において3着以内となった経験がない馬」は[0-0-0-26]。上位に食い込んだのは直前のレースを勝ち切った馬やGIで好走経験があった実績馬ばかりです。さらに「前走が“2011年以前の中日新聞杯ならびに2012年以降の金鯱賞”だった馬」を除くと、「前走が“2400〜3000mのレース”ではなかった馬」も[0-0-0-28]。主要な前哨戦を経由してきた馬に注目するべきでしょう。

 上位人気に推されている馬の大半はこれらの条件をクリアしていますが、「前走が“ジャパンカップ”、かつ前走の着順が2着以内だった馬」は2010年以降[0-1-0-5]と人気を裏切りがち。ゴールドアクター、サトノダイヤモンドあたりが有力だと思います。

 3レース目のホープフルS(中山9R)は近走成績がポイント。ラジオNIKKEI杯2歳Sの名称で施行されていた2013年以前を含め、「“同年10月以降、かつJRA、かつ芝1800m以上のレース”において連対経験がない馬」は2011年以降[0-2-1-24]と勝ち切れていません。そして「前走が“JRA、かつ未勝利のレース”だった馬」は2011年以降[0-0-1-13]、「前走がJRAのレース、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下だった馬」も2011年以降[0-0-0-20]。これらの条件をすべてクリアしているのはグローブシアター、レイデオロの2頭だけです。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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