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何頭立てになるか、中山金杯

  • 2017年01月03日(火) 12時00分


堅く収まるか、荒れるかの分かれ目

 中山金杯の特別登録が出てちょっと驚いた。フルゲート17頭に対して登録15頭。ハンデGIIIで誰でも出走できそうなレースのわりに馬が集まらなかった。

 登録15頭ということは、当たり前だが出走馬はマックスで15頭。誰かが欠ければ14頭以下ということになる。それが堅く収まるか、荒れるかの分かれ目になるかもしれない。

 東西の金杯が「中山金杯」「京都金杯」となったのは1996年。それ以降の中山金杯で、出走頭数が14頭以下だったことは3回しかない。

 ひとつは昨年(というか、原稿を書いている時点では今年=2016年)で、14頭立て。結果は3,5,1番人気。00年は13頭立てで4,2,1番人気。99年は12頭立てで1,2,8番人気。3番人気以内から2頭が馬券に絡み、1頭以外はすべて5番人気以内だ。

 15頭は2回。06年が7,6,9番人気の決着。05年は1,6,8番人気。後者は勝ち馬クラフトワークこそ人気だったが、2回合わせてのべ6頭中5頭が6番人気以下と、14頭立て以下のときとは対照的だ。

 16頭立てで堅かった年もあるので多い=荒れるとは言えないが、少ない→紛れない→堅いはありそうな話。最終的にどんな頭数になるか注目したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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