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「年明けから復帰します!」藤岡佑介騎手から読者の皆様にメッセージ

  • 2016年12月28日(水) 18時01分
with 佑

▲落馬負傷から復帰する藤岡佑介騎手より、読者の皆様にメッセージ


ヴィクタープライムの分まで


 こんにちは、藤岡佑介です。

 10月22日の落馬負傷から2カ月、今月21日の調教から騎乗を再開することができました。改めまして、このたびの落馬では、たくさんの方にご心配、ご迷惑をお掛けし、本当に申し訳ありませんでした。

 年明けの京都からレースにも復帰します。おかげさまで、「ちょっと無理をすれば年内に復帰できるかも…」というプランも出たほど順調に回復し、今はもう万全の状態です。

 ケガをした直後の3週間は、絶対に足を地面に付けてはいけないということで、もどかしい日々が続きました。お見舞いにきてくれた息子や娘が、不用意にケガをした脚に寄り掛かったりするものだから、それはもう冷や冷やでした(笑)。

 その間も上半身のトレーニングは欠かさずに行い、地面に足を付けるようになってからは、足の筋肉を戻すことに専念。ついでといってはなんですが、前回ケガをした箇所のケアもしっかりできたので、そのあたりは“怪我の功名”として前向きにとらえています。

 入院直後は、やはりあの落馬事故で命を落としたヴィクタープライムを思い出すことが多く、本当に馬に異変はなかったのだろうか、本当に避けようのない事故だったのだろうかと、何度も思い返しました。騎手をやっている以上、避けられない悲劇があることは重々承知していますが、いざ直面すると本当につらいものです。その死を無駄にしないためには、自分自身が騎手として成長すること。それしかないと思っています。

浜中の斜行、四位さんのGI勝利に思うこと


 そんなことを考えながら毎週競馬を観ていたのですが、マイルCSでつくづく思ったのは、大きな落馬事故につながらなくて本当に良かったということ

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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