レース間隔が気になる前走GI組
愛知杯は年末から年始に時期が移ったが、ひとまずそれは置いて小倉での開催も含む過去10回(15年は実施されていないので06年以降)の前走クラス別成績を見てみたい。
サンプル数が少ない中での話ではあるが、実は愛知杯、前走クラスが低いほど複勝率が高いという傾向を見せている。
過去10回の複勝率は、1000万条件組が33.3%→1600万条件組13.2%→オープン特別組11.1%→GIII組5.6%→GII組0.0%。いくらハンデ戦とはいっても、理屈とは全く逆の話になっている。
そんな中、さすがの強さを見せてきたのがGI組。ほとんどがエリザベス女王杯組だが、この組は過去10回で[6-3-6-43]で25.9%。1000万条件組が[3-2-0-10]の33.3%なのでそれより低いことになってしまうが、それでも頼れる馬たちではあった。
ただ、愛知杯の施行時期が1月になったことで、前走がエリザベス女王杯という馬は存在そのものが減るが、出走する場合はより長いレース間隔を克服しなければならないことになった。
間隔と関係があるかどうかは分からないが、16年の愛知杯には前走GI組が4頭出走して全滅。1番人気シュンドルボンも8着と敗れた。今年は登録馬に該当は2頭のみ、しかもそこまで人気になる馬ではないが、仮にGI組弱まる説が正しい場合、さらに前走条件戦組の勢いが増しそうだ。
ちなみに今年の登録馬中、前走1000万条件組は2頭でともに負け組。準オープン組は7頭でうち2頭が前走勝ち。そしてもう1頭、前走500万条件勝ち(しかもダート)のサブトゥエンティがいる。これらの中に、馬券のポイントになる馬がいるはずなのだ。
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