◆楽に好位につけられるのが大きな強み まだまだ衰えというほどの陰りはない芦毛の9歳馬
タールタン(父タピット)の快走に期待したい。
次はフェブラリーSという馬ではなく、東京ダート1600mは【0-0-1-0-3】にとどまる。しかし、同じ東京ダートでも1300〜1400mなら【3-4-2-2-0】。すべて4着以内に好走している。昨年、モーニンの0秒1差の2着(1分22秒1)など、これまで東京ダート1400mには「1分21秒〜1分22秒台」の記録が計5回あり、そのうち3回までが8歳の昨年だった。もう得意の東京ダートには6年連続の出走になるが、4-5歳時よりスピード能力が衰えたところはなく、むしろ以前よりしぶとくなっている。
父タピットはもう3年連続北米リーディングサイアーに輝くなど、世界の頂点に立つ種牡馬らしく、ラニや、ベルモントSを制した同期のクリエイター(もう種牡馬として輸入され、表記はクリエイターII)のような長距離OK型もいれば、このタールタンのような短距離型もいて、とにかくタフ。2012年のフェブラリーSを制したテスタマッタは8歳時に根岸Sに出走している。ラニの米3冠すべてに出走も、ケタ違いにタフなタピット産駒だからであった。
東京ダートの1400mなら、楽に好位につけられるのが大きな強み。タールタンにとっては春の最大の目標がここ。仕上げに不安はない。再三乗り替わってきたが、東京ダート1400mで北村宏司騎手とは、【0-1-1-0】。インに突っ込んでも伸びる。
この距離なら確実に伸びる
カフジテイク(父プリサイスエンド)が最大の強敵。ほかにも有力候補が並ぶが、穴馬は上がり馬の
ブルミラコロ(父キンシャサノキセキ)。デキの良さが光っている。