スマートフォン版へ

馬たちの無事を祈り…テンポイントらも供養されている馬頭観音を訪れて

  • 2017年01月30日(月) 18時01分
ノンフィクションファイル

▲神戸の妙光院にある、日本一の高さを誇る馬頭観音


数々の名馬が供養されている馬頭観音が神戸にある。日本一の高さ6mを誇り、台座を含めると約10m。大きく見上げないとその姿は拝めない。競馬場でもトレセンでもない場所になぜ。馬たちの無事を祈りながら訪れた。(取材・文・写真:大恵陽子)


テンポイントやキーストンも供養


 50年前、阪神大賞典が年末に行われていた頃。

 日本ダービー馬キーストンはゴールまで300mのところで脚元に故障を発症し、故・山本正司騎手(当時)は馬場に投げ出された。枯れた芝生の上でうずくまる彼に、キーストンは無事だった3本の脚で少しづつ歩み寄り、鼻先をすり寄せたという。自身の命さえ危うい中、まるで騎手を心配しているかのような光景は今でも語り継がれている。

 このケガが原因でこの世を去ったキーストンは、たてがみとともに神戸の馬頭観音で供養された。そこには他に、テンポイントやオオエライジンなどJRA・地方問わず多くの関西馬が供養されている。

 日本一高い馬頭観音は、妙光院というお寺にある。神戸の中心部・三宮からバスで山の手へ約15分。さらにそこから坂道を5分ほど登った山の中腹に位置する。

「明治の終わりに京都の毘沙門堂から移ってきたのですが、当時は馬に資材を乗せてここまで運んできました。急坂続きでそれは大変だったと思います」

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

netkeiba豪華ライター陣による本格的読み物コーナー。“競馬”が映し出す真の世界に触れてください。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング