回収率向上大作戦/須田鷹雄

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上がり上位馬強し

2017年01月31日(火)12時00分

注目数:36人


◆サトノアーサーは素直に認めたほうがよい?

 きさらぎ賞はサトノアーサーの一本かぶりだろう。キレ味のある血統の馬が人気のときに逆タイプを買いたくなるのが穴党の性だが、このレースについては素直に認めたほうがよいかもしれない。

 キレ味と上がり3Fタイムはイコールではないが、データとして存在するものは上がりタイムくらいなのでそれを基準としよう。前走で上がり3Fの時計が1位もしくは2位だった馬は、過去10年で[6-7-6-25]。単回収率は伸びてないのだが、複勝率は43.2%、複回収率は109%と高い水準にある。しかも、過去3年はそれぞれ該当4,5,5頭なのだが、その中から1,2,3着馬がすべて出ている。

 さらに、前走も前々走も上がり1位だった馬(条件と着順不問)は、過去10年で[3-5-1-4]なのだが、凡走例は古い側、好走例は新しい側に偏っている。

 08年は該当2頭が1,2番人気になったが6,7着。10年は該当1頭が1番人気2着。12年は該当2頭で片方が2着。このあたりまではパっとしないのだが、14年は該当3頭で1,2,6着、15年は該当2頭で1,2着。そして16年は該当3頭が1,2,3着だった。

 好走馬は人気馬ばかりなのでおいしくはないが、馬券圏内に入ってきてしまうのだから買わないわけにもいかない。サトノアーサーは認めたうえで、3連系では他の2枠にどう配当妙味を追求するかの話になってくるのではと思う。

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コラムニストプロフィール

須田鷹雄
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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