祐言実行/福永祐一

【ユーザー質問】祐言実行Q&A『調教では動かないのに競馬で走る馬は精神的なもの?』

2017年02月14日(火)18時01分

注目数:77人
祐言実行

▲昨年の有馬記念の1週前追い切りを行うシュヴァルグランの様子、今週は“調教”の質問(撮影:井内利彰)


動く動かないを時計だけで判断するのは間違い


Q. 調教ではまったく動かないのに、レースで急変したように走る馬がいると思います。そういう馬は、調教ではどのような感じなのですか? また、騎手はレースで変化を感じることができるのでしょうか? 福永騎手は、シュヴァルグランでその経験があると思いますが、そういった馬は精神的なものが影響しているのでしょうか?

 調教では動かないのに競馬にいくと変わる馬は、そう多くはないものの、実際に存在する。ただ、「調教で動かない“割には”走る」という馬がほとんどで、自分の印象では圧倒的に条件馬が多いように思う。

 そんななかで、シュヴァルグランは特例といえるかもしれないが、そうはいってもCWで6ハロン80秒台前半の時計は出る。本当に動かない馬はシュヴァルグランの比ではなく、オープン馬に限ればそこまで動かない馬はほとんどいない。

 オープン馬のなかにも、一貫して調教の動きが目立たない、あるいは時計が出にくい馬もいるが、そういう馬は、おそらくウッドチップコースが合っていないのではないかと思われる。きっと芝でやればより動くはずだが、ウッドチップで動かないからといって毎回芝で追い切っていたら、脚元に負担が掛かるので現実的ではない。...
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祐言実行とは

2013年、念願のJRA賞最多勝利騎手に輝き、いまや押しも押されもせぬトップジョッキーのひとりとして、日本競馬界を牽引する福永祐一。“福永洋一の息子”として、長年プレッシャーと戦いながら、ときに挫折を味わいつつも、決して自分自身と向き合うことを恐れなかった。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線で語るレース回顧『ユーイチの眼』や最新の『喜怒哀楽』、さらには福永祐一のルーツに迫る『祐一History』など、盛りだくさんの内容でお届けするコラム。彼のバイタリティーのすべてがここに。

コラムニストプロフィール

福永祐一
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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