◆シュウジは勝ち負けが期待できる 阪急杯は、臨戦過程ごとの成績差がはっきりしているレース。今年はそのうち、成績の良くないパターンに該当する馬が多い。そのぶん、阪神C組で堅く収まりそうな雰囲気がある。
前走阪神C組は過去10年で[4-3-3-11]。今年は東京新聞杯組[2-1-2-15]や香港スプリント組[2-0-0-0]がいないので、特にこの組に該当する2頭は有利だ。しかも好走してきた2頭である。
シュウジは1200mのほうがベターかもしれないが、同コースの定量GIIを勝ってきた馬を否定する根拠はない。函館スプリントS以降はすっかり立ち直った印象でもあり、ここも勝ち負けが期待できる。
ロサギガンティアは近走の成績があまり良くない一方、一昨年の阪神C優勝馬という強みがある。前走にしても着差は0.2秒だし、とにかくこの馬は1400mがベスト。安田記念からの3走は無かったことにして考えられる。
シルクロードS組は過去10年で[1-1-0-18]と奮わない。馬券に絡んだのは2回ともマジンプロスパーだ。直線平坦の1200m→坂コースの1400mというコース替わりも影響しているのだろうが、前走好走馬・凡走馬の区別と関係なくぱっとしない。
今年はこの組が5頭。買うとしたらまず前走最先着の
ヒルノデイバローか。脚質的に一か八かのところはあるが、阪神C→他レース→阪急杯の場合、前走が重賞掲示板レベルならまずまず足りる。ただこの馬の場合展開のアシストは必要なので、買う場合は空振り覚悟のヒモ前提だろう。
もう1頭挙げるなら
ブラヴィッシモ。1400mのスペシャリストで昨年の3着馬でもあるので、1200m戦を全部無かったことにしてもよい。スワンSでの大敗だけが気にかかるが、もう1回だけは試したい。
前走オープン特別組は[0-0-1-31]、前走準オープン組は[0-0-1-12]で連対なし。後者は13頭すべて勝ってきた馬だがこの成績だ。
今回は前走ダートを含め4頭が該当。
ミッキーラブソングあたりはそれなりに人気になりそうなのだが、私個人は買い目を増やさないためにも無印にする予定だ。
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