ホソジュンの幸せ馬房/細江純子

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中山記念を振り返って、そして弥生賞&チューリップ賞

2017年03月03日(金)12時00分

注目数:26人


◆土曜・日曜共に注目のレース&馬の出走

 今週から新人騎手がデビューとなりますね。昨年は藤田菜七子ちゃんへのメディアの注目度が高すぎて、元女性騎手ということで私への取材も朝から深夜までと続き、ヘトヘトだったことが思いだされます。

 その分、取材を受ける側の心境を学ぶ結果となり、これまで現場で取材をしてきたことでの反省や気づく点も多くあり、勉強にもなりましたが、あれから早1年とは。時の流れのはやさを感じると共に、もうそろそろ私自身も区切りをつけて今後を生きていった方がいいのかな…と思う今日この頃です。

 さて先週の競馬を振り返ってですが、まず中山記念は、いろいろと疑問の残る内容となりました。中でもリアルスティールの走り。体型があまりにも変わりすぎていて、これがどちらに出るか分からず、いい方向にでるかな?とパドックでは感じ発言をしたのですが、返し馬で背中の詰まりを感じ不安も…。結果、まったくもって手応えのない内容。次へ向けては不安の残るものとなりました。

 一方負けはしたものの、アンビシャスにおいては最後の坂で脚を使って追い込んでおり、秋の2戦との違いを見せてのもの。G1へ向けて期待が持てる内容だったように感じます。

 さて今週は土曜・日曜共に注目のレース&馬の出走となりますね。

 チューリップ賞は、阪神JFの1・2着馬ソウルスターリングとリスグラシューが出走し、そこに前走はチグハグな競馬で3着となってしまったミリッサも加わり、非常に豪華な顔ぶれ。

 そして皐月賞に向けての弥生賞ですが、こちらは難解な気がします。現時点で注目のカデナですが、担当の江藤厩務員は、「いい意味で良くも悪くもない気がする。デビューから変わっていないかな」と。「でも普通でじゅうぶん戦えると思う。大丈夫だと思う」と、静かな口調の中にも自信がうかがえるものでした。

 一方、現時点での気になる点は、食が細いようで、当日の馬体重が減りすぎていないと良いと話されていました。是非とも、その点のチェックはお忘れなく。個人的には坂路での最終追いきりのラスト1ハロンが手前をコロコロと換えており、まだまだ非力な印象を受けましたし、脚質的に中山向きではない気もします。しかしながら、この状況で圧勝ともなれば、評判通りクラシックの有力候補となるでしょう。どんな走りを見せるのか?楽しみです。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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コラムニストプロフィール

細江純子
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。