◆阪神芝1800mはやや馬力が要求されるコース 今週末は阪神芝1800mが3鞍行われます。
特注種牡馬はキングカメハメハとブラックタイド。いずれもディープインパクト産駒に比べるとパワー、馬力勝負に強く、根幹距離(クラシック使用距離)の1600、2000mよりは1800mの方が走るタイプを出す種牡馬。阪神芝1800mはやや馬力が要求されやすいコース。加えて非根幹距離ですから、キングカメハメハ、ブラックタイドにフィットします。
キングカメハメハ産駒は阪神芝1800mの場合、特別戦に特に強く、複勝率は40%。複勝回収率は219%(2014年以降)。
ブラックタイドは、ディープインパクトと同配合の兄ですが、当コースに関してはディープ産駒以上と言ってもいいぐらいの適性を見せる種牡馬。2014年以降の複勝回収率は176%。こちらも特別戦の方がさらに成績が良く、複勝率は35%。
ディープインパクト産駒も、勝ち星数は同コースの25%近くを占めるように、もちろん走ります。ディープインパクト産駒は、当コースでは外を回してスピード型の末脚が決まる馬場状態が特に得意。
過去の大阪城Sでもディープ産駒は9頭出走していますが、5-8枠の外枠を引いた馬は4頭すべてが馬券に。4枠は2頭出走して1頭が馬券に。1、2枠は3頭出走して1頭も馬券にならず。
今年の大阪城Sはキングカメハメハ産駒がデウスウルト、マキシマムドパリ。ブラックタイド産駒はアスカビレン。ディープ産駒(ガリバルディ、ケイティープライド、フェルメッツァ)は外枠の方を重視のスタンスでどうでしょう。
ところ変わって。先週の中山芝は、ディープインパクト産駒の1、2人気は4頭すべて馬券圏外に。それにしても、中山記念で1、2人気のディープ産駒が共倒れとは…。前走3コーナー5番手以下の3人気以下も9頭すべて馬券圏外。末脚のスピードを発揮しづらい馬場でした。
もちろん、馬場は毎日変わります。特に今週は、週中に雨が降ったので、先週よりも馬群が詰まって、直線伸びる馬場に変わる可能性も。弥生賞を検討する際には「土曜日のディープインパクト産駒をはじめとするサンデー系の差し馬」の結果は参考になりそうです。
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