with 佑/藤岡佑介

お気に入り

お気に入り

登録済

【北村友一×藤岡佑介】第1回『500勝の裏には6000回の負けがあって…』

2017年03月08日(水)18時01分

注目数:63人
with 佑

▲兄のように慕う佑介騎手の前で見せる本当の“北村友一”とは――


2月12日に小倉でJRA通算500勝目を達成した北村友一騎手。弟のように可愛がっている佑介騎手は、インタビューを聞いて、成長に目を細めたと言います。“ネクストブレイクジョッキー”と佑介騎手が言うように、熱のこもった騎乗で勝ち星を量産中。その一方、あまりメディアに出ないだけに、“あの一件”のイメージもいまだ強いのでは? 佑介騎手の前で見せる本当の“北村友一”に迫ります。(取材・構成:不破由妃子)


乗れば乗るほど、1頭の馬に乗せてもらえることの重みがわかってくる


佑介 友一、今日はよろしくお願いします。

北村 はい! それにしても、ミルコのあとが僕って…。落差が激しすぎませんか(笑)? そもそもnetkeiba怖いし(苦笑)。

佑介 大丈夫だよ。コラムのページにはコメント欄がないから(笑)。

北村 あ、そうなんですね。僕はどうやら、ファンには乱暴な人間だと思われているようなので…。また何か言われてしまうんじゃないかと。

佑介 確かに友一はあまりメディアに出ないから、“あの一件”以降、大半の人には超暴れん坊だと思われているかも(笑)。

北村 そうですよねぇ。でも今日は、「北村(机)」のイメージを払拭するいい機会だと思っています。よろしくお願いします!

佑介 こちらこそ。友一はすごく“自分”というものをしっかり持っているジョッキーだし、そのあたりを伝えられたらと思って。その前に、まずは500勝おめでとう!

北村 ありがとうございます。藤岡先輩にはゼッケンを持っていただいて。

佑介 「コイツ、めっちゃいいこと言うやん!」と思いながら、後ろでインタビューを聞いてたよ。インタビューの最初、「ん〜」て一瞬考えて、なかなか言葉が出てこなかったけど、あの間はどういう心境だったの?

北村 いや、とくに意味は…(苦笑)。レース後の取材などでも、答えるまでに少し間が空いてしまうんです。だからといって、何かを考えているわけではなく…。癖ですね。

佑介 そうなんだ。あの「ん〜」には想像力を掻き立てられた人も多かったと思うよ。

北村 すみません(笑)。至っていつもの僕でした。

佑介 それにしても、友一はだいぶ変わったよね。500勝のインタビューを聞きながら、改めて「しっかりしてきたなぁ」と思った。ハマ(浜中俊騎手)とかもそうだけど、メディアのインタビューを通して後輩の成長を感じることがすごく増えたよ。「表立っては500勝ですけど、その裏には6000回の負けがあって…」というのも、すごくいい言葉だったね。

北村 それは本当にそう思うんです。乗れば乗るほど、年を取れば取るほど、1頭の馬に乗せてもらえることの重みがわかってきて。感謝の気持ちが大きくなってきたからこそ、自分の技術や成績ももっともっと上げていきたいとすごく思います。こんな気持ちになるなんて、僕も年を取ったんですねぇ。...
続きを読む

続きをお読みいただくには、ベーシックコース(月額250円(税別))への登録が必要です。既にご登録済みの方はこちらからログインしてください。ご登録いただきますと、スマホ版でもご覧いただけます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「with 佑」とは

JRAジョッキーの藤岡佑介騎手がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い佑介騎手が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

コラムニストプロフィール

藤岡佑介
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利を挙げた。