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　今週末のJRAは3日間開催。明日3月19日だけでなく、明後日3月20日にもWIN5が発売されます。なお、発売締切時刻は両日とも14時30分(JRAダイレクトは14時25分)の予定。前回3月12日よりも繰り上がりますのでご注意ください。

　明日3月19日は総出走頭数が61頭、総組み合わせ数が25万1680通り、明後日3月20日は総出走頭数が66頭、総組み合わせ数が37万3490通り(いずれも土曜16時現在)です。どちらも東西のメインレースが“フルゲート割れ”となるなど、総組み合わせ数はかなり少なめ。また、断然の人気を集めそうな馬がそれぞれ何頭かおり、買い目を作りやすい回だと感じている方が多いかもしれません。ただ、当然ながら極端な低額配当で決着してしまう可能性もそれなりに高そう。WIN5らしい水準の払い戻しを狙うのであれば、波乱が起きそうな方を重視すべきでしょう。

　当コラムで取り上げるのは明日3月19日の発売分。個人的な印象としても、妙味ある配当で決着する可能性はこちらの方が高いと思います。

◆阪神大賞典は前年のGIで善戦した馬が中心

　1レース目は4歳以上1600万下の幕張S(中山9R)。実績上位のキャンベルジュニアが注目を集めそうです。

　2レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の但馬S(阪神10R)。4歳のギモーヴ、サトノケンシロウらが上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の千葉S(中山10R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持は割れるかもしれません。

　4レース目は4歳以上GIIの阪神大賞典(阪神11R)。土曜16時の時点ではサトノダイヤモンドが断然の1番人気に推されており、シュヴァルグランが続いていました。

　5レース目は3歳GIIのスプリングS(中山11R)。こちらは土曜16時の時点だとサトノアレスが人気の中心で、アウトライアーズ、トリコロールブルーあたりが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2017年03月19日版]

1位 阪神11R 9.サトノダイヤモンド
2位 阪神10R 9.サトノケンシロウ
3位 中山10R 12.ニットウスバル
4位 中山9R 13.ドーヴァー
5位 中山11R 3.オールザゴー
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山11R 7.プラチナヴォイス
7位 中山11R 5.エトルディーニュ
8位 中山9R 1.ピンストライプ
9位 中山9R 3.マリオーロ
10位 中山10R 6.ナリタスターワン
【以上すべての馬を買うと18点買い】

11位 阪神10R 8.グランアルマダ
12位 阪神11R 3.シュヴァルグラン
13位 中山11R 9.サトノアレス
14位 中山9R 10.キャンベルジュニア
【以上すべての馬を買うと128点買い】

15位 中山10R 16.ワディ
16位 阪神10R 4.ギモーヴ
17位 阪神11R 4.トーセンバジル
18位 中山11R 11.トリコロールブルー
19位 中山11R 8.アウトライアーズ
20位 中山9R 2.チャンピオンルパン
21位 中山9R 4.バイガエシ
22位 中山10R 7.スミレ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 中山10R 11.アールプロセス
24位 阪神10R 2.バンドワゴン
25位 阪神10R 3.フロムマイハート
26位 阪神11R 8.タマモベストプレイ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　4レース目の阪神大賞典(阪神11R)は実績馬が強いレース。「馬齢が5歳以上、かつ“前年か同年、かつJRAのGI”において7着以内となった経験がない馬」は2012年以降[0-1-1-23]と勝ち切れていません。今年はこの条件をクリアしているのがシュヴァルグラン、サトノダイヤモンドの2頭だけ。波乱を期待しづらいメンバー構成です。さらに絞り込むならば、前走で大きく先着しているサトノダイヤモンドを素直に重視すべきでしょう。

　5レース目のスプリングS(中山11R)は脚質が最大のポイント。「前走の4コーナー通過順が5番手以下だった馬」は2012年以降[0-1-2-28]と苦戦していました。また「“JRA、かつ芝1600〜2000m、かつ出走頭数が9頭以上、かつ未勝利を除くレース”において優勝経験がない馬」は2012年以降[0-0-0-26]、「前走との間隔が中2週以内だった馬」は2012年以降[0-0-0-9]なので、それぞれ評価を下げたいところ。特に不安要素がないオールザゴー、プラチナヴォイス、先行力の高さが活きそうなエトルディーニュを狙ってみます。