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ドンキ陣営の落ち着きとミヤビのテンションアップ

  • 2017年03月23日(木) 19時00分


 先週のフラワーC、ファンディーナは強かったですね〜! デビュー前から走るとは聞いていましたが、ここまで強いとは! 恐れ入りました。

 今朝、岩田さんにお祝いの言葉をかけましたが、岩田さん、すごく落ち着いていて穏やかで。GIの器か? を聞いたら、即答で「もちろん」と答えてくれました。勝ち時計や上がりの時計がライバルの牝馬たちと比べると目立たないと指摘する声もききますが、直線では「あえて追わず」(岩田騎手)にこれだけ離して勝った強さは本物でしょう。次走、楽しみですね。

 波に乗っている岩田さんが高松宮記念で騎乗するレッツゴードンキ。彼女もとても落ち着いているんですよ。
 


「一時は結果こそ出ませんでしたが、体調はずっとよかったんですよ。それでも負け続けると気持ちが萎えてしまうことも多いものですが、ドンキはそうではありませんでしたね。この精神力の強さには頭が下がります」と担当の寺田助手。

 そうなんです。負け続けると、とくに牝馬は復活するのが難しいと言われています。ウオッカのように復活した例もありますが、ホントに稀です。ドンキの場合は桜花賞を勝ったあと、オークスで距離延長をしたあたりからリズムが崩れてしまいました。そこから適距離に戻って条件は整っても、気持ちがついていかないことのほうが多いものですが、ドンキはよく頑張りました。さすがです。

「ジョッキーも波に乗っていますから、その勢いとともに結果が出せるといいですね」と、梅田師も寺田助手も声を揃えます。無事、この人馬の落ち着きが結果に結びつきますように。

 桜花賞に向けて、アドマイヤミヤビがすこぶる順調です。今朝の追い切り後、厩舎に様子を見に行ったところ少しカリカリしていましたね。いつかこのコラムでご紹介したとおり、ミヤビは匂いフェチでして、近寄るとクンクンとこちらの匂いを嗅いでくるのですが。こちらの胸元に顔を近づけると匂いを嗅ぐのではなくジャンバーに噛みついてきました。といっても、本気噛みではなく、ジャンバーの裾をかじって引っ張る程度なんですがね(笑)。


「今朝の追い切りでスイッチが入ったね」

 と担当の島助手は満面の笑みでありました。それにしても今朝のミヤビは、島さんの頭にかじりついてみたり、竹ボウキの先端をガリガリとかじってみたり。とにかく“かじりたいモード全開”でありました。きっと彼女なりのストレス発散法なのでしょう。


 来週もしっかり負荷をかけていく予定。来週の今頃はどんなテンションでいるのでしょうね。想像するだけでワクワクします!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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