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高松宮記念は馬格と前走の着順がポイント

  • 2017年03月25日(土) 20時00分


 明日は高松宮記念が施行されるため、発走順が「阪神→中山→中京」となっております。WIN5の1レース目は常総S(中山10R)、2レース目は熊野特別(中京10R)ですのでご注意ください。

 前回3月20日のWIN5は史上6番目に安い1万9160円の低額配当で決着。的中票数は2万票を超えました。ちなみに、単勝支持率と同じ割合で票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値はおよそ3万円。さすがにあれだけ人気サイドの決着だと、妙味ある配当にはなってくれませんね。

 明日3月26日のWIN5は総出走頭数が70頭、総組み合わせ数が45万6192通り(土曜12時現在)。それぞれやや少ない部類です。しかし、2レース目の熊野特別(中京10R)が9頭立て、3レース目の六甲S(阪神11R)が11頭立てにとどまった一方で、残る3レースはいずれも出走頭数が16頭以上。混戦が予想されるレースも少なくないので、高額配当決着となる可能性はそれなりに高いと見ていいでしょう。

◆マーチSも馬格や近走成績を素直に評価したい

 1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の常総S(中山10R)。比較の難しいメンバー構成で、人気は割れるかもしれません。

 2レース目は4歳以上1000万下の熊野特別(中京10R)。実績上位のワールドインパクトらが上位人気グループを形成しそうです。

 3レース目は4歳以上オープンの六甲S(阪神11R)。5歳のアスカビレン、ケントオー、ベルーフあたりが注目を集めるでしょう。

 4レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走のマーチS(中山11R)。土曜16時の時点ではコスモカナディアンの人気がやや抜けており、ディアデルレイ、ロンドンタウンが続いていました。

 5レース目は4歳以上GIの高松宮記念(中京11R)。こちらは土曜16時の時点だとメラグラーナ、レッドファルクスが支持を集めています。

[伊吹式WIN5ランキング 2017年03月26日版]

1位 中京11R 12.メラグラーナ
2位 阪神11R 4.アスカビレン
3位 中山11R 12.ロンドンタウン
4位 中京10R 1.トーアライジン
5位 中山10R 10.ワールドレーヴ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中山10R 7.サトノスティング
7位 中山10R 5.ネイチャーレット
8位 中京10R 6.カラビナ
9位 中山11R 15.ディアデルレイ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 阪神11R 8.ケントオー
11位 中京11R 6.セイウンコウセイ
12位 中山10R 4.アップクォーク
13位 中京10R 9.ワールドインパクト
14位 中山11R 3.ピットボス
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 阪神11R 6.ベルーフ
16位 中京11R 3.レッツゴードンキ
17位 中山10R 3.ゲッカコウ
18位 中山10R 1.ジョルジュサンク
19位 中京10R 2.シャクンタラー
20位 中京10R 4.パフォーマプロミス
21位 中京10R 5.マイネルカレッツァ
22位 中山11R 11.コスモカナディアン
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 中山11R 14.アスカノロマン
24位 阪神11R 3.ハギノハイブリッド
25位 中京11R 17.ナックビーナス
26位 中京11R 7.レッドファルクス
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目の高松宮記念(中京11R)はここ半年の実績がポイント。「“前年10月以降、かつJRAの重賞”において連対経験のない日本調教馬」は2012年以降[0-0-0-45]と上位に食い込めていません。また「前走の着順が6着以下だった馬」は2012年以降[0-0-1-39]、「前走の馬体重が480kg未満だった馬」は2012年以降[0-0-2-27]。馬格がある前走好走馬を素直に中心視すべきでしょう。最有力候補はメラグラーナ。前走が好内容でしたし、コース替わりも問題なさそうなタイプです。

 4レース目のマーチS(中山11R)も大敗からの一変を期待しづらい一戦。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が1.0秒以上だった馬」は2013年以降[0-0-0-21]でした。また「“前年6月以降、かつ中央場所、かつダ1600〜2100m、かつ1600万下から上のクラスのレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-0-0-33]。さらに「“前年12月以降、かつ中山ダ1800mの重賞かオープン特別”において優勝経験があった馬」を除くと、「前走の馬体重が500kg未満だった馬」も2013年以降[0-0-1-27]と苦戦しています。これらの条件をすべてクリアしているのはディアデルレイ、ピットボス、ロンドンタウンの3頭だけ。このメンバー構成なら休養明け2戦目のディアデルレイ、前走が好内容だったロンドンタウンを重視すべきでしょう。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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