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キタサンブラックはここも好走必至!?/大阪杯

  • 2017年03月31日(金) 18時00分


◆簡単そうでけっこう難しいレースじゃないか?

須田 まずは、絶不調で挑んだ高松宮記念の回顧から。「レッドファルクスの1着はない」という井崎センセイの読みがズバリ的中! しかし、消し勝負は失敗でございます。

井崎 1着はなかったけど3着はあった(笑)。しかしホント、「強いんだけど消し」勝負の馬はキッチリ上位に来るよねえ。ここから買えば、大儲けできてるんじゃないか?

須田 それがわかっている読者さんは、おそらくレッドファルクスの2〜3着固定で勝負していたのではないかと(笑)。いやあセンセイ、逆神予想家の面目躍如ですねえ。

井崎 これだけ成績不振だと、何も言い返せないんだよなあ……。今週の大阪杯こそ挽回したいところだけど、じつはコレって、簡単そうでけっこう難しいレースじゃないか?

須田 いやいや、フツーに難しいですよ。例年だったらバッサリ切れる高齢馬が少ない上に、メンバーもなかなか粒ぞろいじゃないですか。G1らしいレースになりましたよ。

井崎 しかし困ったことに、いい消去ネタがなかなか見当たらないんだよなあ。かなり念入りに調べてみたんだけど、有効に機能しそうなのはこの2ネタくらいだったという。

須田 ええ、あまりの少なさに驚きましたよ。では内容を見ていきますが、まずは前走人気と前走着順からの絞り込み。コレはまあ、順当なところでしょうな。

井崎 そもそも、前走6着以下から巻き返した馬の半数が有馬記念組なんだよ。つまりそれだけ、実績や格が問われるレースということ。そう簡単には巻き返せないだろうね。

須田 そして問題が、サトノクラウンが「消し」となった2ネタ目ですよ。前走、西日本で出走していた馬をダイナミックに消していますが……コレ、大丈夫なんですかね?

井崎 それなりには来るんだけど、この組ってそもそもの好走率が低い。それに、キズナやエピファネイアのように、人気で取りこぼすケースも目立ってるからねえ。

須田 それに、人気馬を1頭くらいは消しておきたいですもんね(笑)。つまり、今週の「強いんだけど消し」勝負の対象は、サトノクラウンであると!

井崎 まるで本命を発表するみたいに言わないでくれよ(笑)。珍しく連軸にキタサンブラックを選んでるんだから、強調すべきはこっちだろ。ここも好勝負必至だろうしさ。

須田 ……キタサンブラック派の悲鳴が聞こえる気がしますな。黒星以外を獲りたいセンセイの願いが届くのか、それとも絶不調モード継続か。注目の一戦となりそうです。

☆01番ミッキーロケット
★05番キタサンブラック
☆06番サクラアンプルール
☆12番アンビシャス
☆13番ヤマカツエース
☆14番マカヒキ

・前走が3番人気以下かつ6着以下だった牡馬
※過去10年[0-0-2-46]
●2016年該当馬→イスラボニータ(5着)、アクションスター(8着)、マイネルラクリマ(10着)、ニシノビークイック(11着)
○2017年該当馬→アングライフェン、ステファノス、ディサイファ

・前走2番人気以内馬をのぞく、前走中京・京都・阪神・小倉組
※過去10年[0-1-1-44]
●2016年該当馬→タッチングスピーチ(9着)、ニシノビークイック(11着)
○2017年該当馬→アングライフェン、スズカデヴィアス、ステファノス、サトノクラウン、ロードヴァンドール、ディサイファ、モンドインテロ、マルターズアポジー

2016年残った馬→アンビシャス、キタサンブラック、ショウナンパンドラ、ラブリーデイ、ヌーヴォレコルト、レッドレイヴン

【2016年結果】
1着:アンビシャス(○)
2着:キタサンブラック(○)
3着:ショウナンパンドラ(○)

2017年上半期[星取り表]:○●△●△●●●●●●●●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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