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桜花賞を無敗で優勝した馬

  • 2017年04月08日(土) 12時00分


◆“ソウルスターリングと未対戦の馬”

 今週は桜花賞。ソウルスターリング1強ムードですが、さぁどうなるでしょう?

 桜花賞は中山4歳牝馬特別という名称で1939年に創設。45、46年の戦争による中断を挟んで、47年に京都で桜花賞として復活しました。それで気が付きましたが、去年は桜花賞になって70回目のレースだったんですね。

 この間に、デビュー以来無敗で優勝した馬は6頭誕生しています。1941年ブランドソール、57年ミスオンワード、81年ブロケード、90年アグネスフローラ、91年シスタートウショウ、04年ダンスインザムードの6頭です。

 今年、ソウルスターリングが勝てば13年ぶり。前回のダンスインザムードも13年ぶりでしたから、偶然とは言いながら因縁めいたものを感じます。

 おそらくかなりの方が、「ソウルスターリングの頭は堅い」と見て馬券を買うんでしょうね。つまりは同馬の相手探しということですが、そのヒントを過去のデータから見つけ出してみましょう。

 古いレースを参考にするのは難しいので、90、91、04年の3回に限って調べてみました。テーマは、無敗の桜花賞馬が誕生した時に、どういう馬が2、3着に来ていたか?、です。

 すると、6頭のうち5頭までが、勝ち馬とは桜花賞で初めて対戦した馬、だったことがわかりました。裏を返せば、過去に勝ち馬の後じんを拝していた馬はほとんど来ない、ということです。

 さらに、90年には8戦2勝、報知杯4歳牝馬特別5着で14番人気のハリケンローズが3着、91年には7戦2勝、同4着で13番人気のヤマノカサブランカが2着に来ています。“未対戦組”の地味な存在に注意が必要かもしれません。

 “例外”、すなわち勝ち馬とは過去に対戦済みだった(もちろん負けていた)馬は、90年にアグネスフローラの2着になったケリーバッグ。2月の新馬戦(中山)を勝った後、2戦目のチューリップ賞でアグネスフローラから0.2秒差の2着に入り、桜花賞でも再度0.2秒差の2着に健闘しています。

 今回、このケリーバッグにイメージがかなり似ているのがミスパンテールです。新馬1戦1勝→チューリップ賞で無敗馬の2着→桜花賞で再戦、というパターンはまるで同じ。これはおもしろい存在だと思うのですが。

 あとは、どうせ狙うならハリケンローズ、ヤマノカサブランカのような馬。両馬が走った報知杯4歳牝馬特別というのは、今のフィリーズレビューにあたるレースです。そこで負けた“ソウルスターリングと未対戦の馬”はベルカプリしかいません。これを買ってみるというのは無謀ですかねぇ?そこまでヒネらずに、フィリーズレビュー1着のカラクレナイやアネモネS1着のライジングリーズンあたりを相手にしておきましょうか?

 もう完ぺきにソウルスターリングが勝つって決めつけちゃってますが、まぁ今回のデータ作戦はこれでお許しください!

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テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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