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【競走馬から競技馬へ】シャーロックと障害飛越に魅せられた女性の物語/動画

  • 2017年04月11日(火) 18時00分
第二のストーリー

▲シャーロックとそのオーナー細井智恵子さんの物語


乗馬、障害飛越、そしてシャーロックとの出会い


 この1月、筆者が引き取ったキリシマノホシが過ごす茨城県牛久市の常総ホースパークに、1頭のアングロアラブがいる。馬房の前を通るたびに「気安く俺様の前を歩くな」とばかりに、耳を伏せて威嚇してくる。気の強いその馬の名前はシャーロック(セン)。4月24日で満29歳になる。

第二のストーリー

▲耳を伏せて周囲を威嚇するシャーロック


 オーナーは埼玉県在住の細井智恵子さん。週末を中心に週に2回は、埼玉から茨城まで車を走らせ、愛馬のもとへと通っている。

「私、シャーロックのストーカーなんです」と笑う細井さんは、馬房の前に簡易の椅子を置いてシャーロックと語らい、スマホで愛馬の写真を撮影していた。

 細井さんとシャーロックの付き合いは、20年以上に及ぶ。その時々で居場所を変えながら、乗馬として、障害飛越の競技馬として、1頭の馬と1人の女性は長年苦楽をともにしてきた。

 細井さんが馬に出会ったのは、

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北海道旭川市出身。少女マンガ「ロリィの青春」で乗馬に憧れ、テンポイント骨折のニュースを偶然目にして競馬の世界に引き込まれる。大学卒業後、流転の末に1998年優駿エッセイ賞で次席に入賞。これを機にライター業に転身。以来スポーツ紙、競馬雑誌、クラブ法人会報誌等で執筆。netkeiba.comでは、美浦トレセンニュース等を担当。念願叶って以前から関心があった引退馬の余生について、当コラムで連載中。

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